「見せる」?「隠す」?家を建てたからわかった、オススメのキッチンスタイルって?
細かいことまで何でも気になるA型気質に、こだわりの強さがプラスされたちょっと厄介な家づくりマニアのこだわりAママです。
昨年、白を基調とした輸入住宅を建築しました。

Graphs / PIXTA(ピクスタ)
フレンチカントリーでオシャレな家づくりを目指す普通の主婦が実体験から学んだマイホーム建築に関するあれこれやインテリア、DIYなどの工夫をご紹介します!
マイホーム計画で世間の奥様が最もこだわりたい場所はキッチンではないでしょうか?
今回は見せるタイプと隠すタイプのキッチンの特徴を比較して、どのようにキッチンのスタイルを選べば良いかをご紹介致します。
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■オープンキッチンの特徴とメリット・デメリット
住宅展示場やモデルハウスなどで良く見られるフルフラットのオープンキッチン。
コンロ前や水回り前がフルオープンになっており、レンジフードやワークトップなど全てがダイニング側から見えるつくり。
キッチンをインテリアの一部として考える「見せるキッチン」。
<メリット>
・何も壁が無い為キッチンの開放感が抜群
・ダイニングとキッチンのつながり感が演出できる
・スタイリッシュでオシャレ
<デメリット>
・常に綺麗に片づけておかなければ見た目が美しくない
・キッチン奥のバックセットや収納がダイニング側から丸見え
・来客時など料理を振る舞う際に手元が全て見られてしまう
・水や油跳ねへの注意が必要
・油煙や匂いがダイニングやリビングへ充満する
・ワークトップに物があまり置けないので収納スペースが少ない
■カウンターキッチンの特徴とメリット・デメリット
建売住宅やマンションなど一般家庭に普及しているコンロ前に壁があり、水回り前の立ち上あがりを利用してカウンターにしているカウンターキッチン。
立ち上がり部分の高さや吊り戸棚の有無によってキッチンの印象が大きく変わり、ある程度物を隠すことが出来る。
雑多になりがちなキッチンを少しでも隠してスッキリさせたい方にオススメな「隠すキッチン」。
<メリット>
・多少散らかっていても立ち上がり部分が隠してくれる
・手元が隠れるので来客時も全てを見られずにすむ
・水や油跳ねの心配が少ない
<デメリット>
・壁によってダイニングとキッチンが区切られる為、開放感に欠ける
■開放感の代償として常にキレイな状態を保たなければいけない!?
オープンキッチンの最大のメリットは抜群の開放感ですが、その開放感ゆえにダイニングやリビングから丸見えになる為、
キッチンに物が溢れていると、いくらダイニングやその他のお部屋を整理整頓していても、家全体が片付いていない印象を持たれてしまいます。
「見えるからこそ片付ける習慣が身につく」という考え方もありますが、常に綺麗なキッチンを保つ努力を続けなければいけない為、
お掃除や整理整頓が苦手な方や物が多い方、頻繁に来客がある方がこのスタイルのキッチンを選ぶ場合は注意が必要です。
■キッチンのスタイルはライフスタイルに合ったものを選ぶことが大切
キッチンを単なる調理スペースと考えるのか、LDKやインテリアの中心スペースとして考えるか、
見た目やインテリア性を重視するのか、家事導線や間取りを優先するのかなど各家庭によって様々です。
筆者宅はキッチンからリビング&ダイニングを常に見渡せることやLDK全体の開放感を優先させて、
カウンターに立ち上がりを作らないフラットなオープンキッチンを選びまし。
ただ、油ハネがどうしても気になったので、完全にオープンにはしないで、コンロ前にだけ壁を作り「セミオープンキッチン」にアレンジしました。
今回ご紹介したスタイル以外にもアイランド型、コの字型、壁付け型などキッチンのスタイルはいろいろあります。
間取りや各家庭のライフスタイルに応じて、家族が最も快適に過ごせるキッチンスタイルを選んでください!