予算内で理想の暮らしをかなえたい!それが「団地」だった!
団地の魅力は、なんといっても環境のよさ。
集合住宅でありながら、豊かな緑に囲まれて暮らすことができますので、最近人気のある物件です。
そんな団地に魅せられてリノベーションしたお宅が千葉市美浜区のSさん邸。
一見、団地とは思えないような、LDKを広くつくったその空間を拝見させてもらいました。
■「対面キッチン」を中心に、家族の距離が近くなる住まい
以前は東北地方に住んでいたというSさん夫婦。
住まい探しで重視したのは、以下の3つだったといいます。
- 好きな球団のスタジアムに近くであること
- 予算内で購入できること
- 家族との距離が近く感じられる広さであること
そのすべてをかなえたのが、この千葉市内の団地。
周囲には、公園や商業施設など暮らしに必要なものがまとまっている点も決め手になったようです。
間取りは、妻が考えたものをベースに作成していきました。
それは、2部屋の個室とDKをつなげ、広いLDK 空間を生み出し、キッチンは中央に移動させて、その周囲を回遊できる動線にすることでした。
そして、一番こだわったのが、対面キッチン。
キッチンを中心にぐるりと回遊できるつくりになっていて、行き来がしやすいだけでなく、「子どもがどこで遊んでいても、キッチンから様子を見ることができて安心です」という。
キッチンは存在感のある、おうちカフェ風に。無垢のホワイトアッシュを使ったカウンターは、食事だけでなく、将来は子どもの勉強スペースにもなる予定のようです。
■LDKをゆったりと取るために、思い切って個室は寝室のみ!
LDKをゆったりと取るために個室は寝室のみにしました。
限られた空間を有効に使えるように寝室は畳敷きにして、布団で寝るスタイルを選びました。
昼間は長男の遊び場でもある琉球畳を無垢材で囲み、さりげなくLDKとのつながりを持たせたという。
LDKの西側にはオープンなWICを設けて、家族全員の衣類を収納。
ライフスタイルの変化に対応できるよう、内部にはあえて棚を造作しなかったといいます。
これらの工夫を凝らした設計・施工をひかリノベに依頼したSさん夫婦。
そもそも物件探しは、県外に住んでいる状態でスタートしたそうです。
ネットで情報収集した結果、物件探しからリノベーションまでワンストップで依頼できるという点に魅力を感じ、ひかリノベにすべてをお願いしたという。
「時間がない中、条件に合う物件を見つけてくださり、リノベーションもスムーズでした」と、夫も満足のようでした。
■キッチンから玄関や廊下が見えるオープンなつくり!
上の写真は、玄関から通路を見たところ。
右手にサニタリーとトイレ、左側はキッチン。キッチンからも玄関や廊下が見えるオープンなつくりになっています。
天井は躯体現しに。ドアは無垢材を使ったナチュラルな雰囲気のものを選んだとか。
以前は物置だった部分まで玄関を広げ、大容量の玄関収納をつくりました
タモ材でオープン棚を造作し、扉を開け閉めする手間を省く形にしています。奥にはゴルフバッグなどが置けるスペースも。
こちらは、妻が内装材を選んだ洗面室。床はダークグレーのタイルを選んで全体的に落ち着いたトーンに揃えたそうです。
トイレは、夫が内装材選びを担当したといいます。
テラコッタ調のフロアタイルと、無垢材の手洗いカウンターで温かみを演出。
このように、夫婦のこだわりを余すことなく実現した空間になっていました。
いかがでしたか?
団地には、同世代の住人もたくさんいます。
「団地の夏祭りなどにも、積極的に参加してみたいです」という夫。
団地ならではのコミュニティも、県外からの転居者には心強いようでした。
撮影/studio ABLE
設計・施工/ひかリノベ
Sponsored by ひかリノベ