騒音、雨漏り、水はけ…。建てる前に知っておきたい「住宅トラブル」3つ

msv / PIXTA
騒音、雨漏り、水はけの悪さなど、住宅がらみのトラブルは深刻な事態に発展するケースや多額の費用がかかることも。
よく言われることですが、家は建てて終わり、ではなく建ててからがスタートなのです。
深刻なトラブルに巻き込まれないために、まずはどんなケースが多いのかを知ることが大切です。
日刊Sumaiでご紹介して反響の多かった記事から、「住宅トラブル」についての記事を3つご紹介します。
■「軒なし住宅」は雨漏り&外壁の劣化を早める
雨漏りしやすいのはどんな家?一級建築士が教える「住宅トラブルの多い家」とは!?
デザイン的に人気だったり、都心の狭小な敷地内に建築するために増えてきた「軒なし住宅」。
しかし、軒がないために窓ガラスや外壁に直接雨が当たるため、窓周りや配管などの開口部から雨漏りしやすくなることも。
早ければ新築して数年で雨漏りを起こすケースも。
また、直射日光や風雨の影響を直接受けることになり、その結果、外壁の劣化を早めることになり、補修費用がかさみます。
住宅を新築・購入するときは、これらのリスクを知ったうえで計画してくださいね。
■「騒音トラブル」に巻き込まれたら、第三者に介入してもらおう
3人に1人が経験者!? もし「騒音トラブル」に巻き込まれたら…どうすればいい?
集合住宅のトラブルの原因のトップは”生活音や騒音”。
では、万が一トラブルに巻き込まれたどうすればいいでしょうか?
管理会社や弁護士等などの専門家や警察、役所などの第三者が介入することで事実関係がはっきりし、トラブルが法的に円満解決されることもあるんだそう。
トラブルを我慢することは、ストレスとなり健康被害が出る例も。
現在の住まいで快適に過ごすためにも、トラブルに悩んでいる場合はまず、”第三者”に介入してもらうことがポイントのようです。
■土地を選ぶ時は、どのような土地だったかの確認も必要
着工後すぐにトラブル発生!土地購入時に注意するべきだった点とは!?【丁寧な暮らしを楽しむ木の家つくり】
土地を購入する際に生活スタイルに沿った条件を重要視することは多いと思います。
しかし、それだけではなく土地そのものの状態をきちんと知ることも、とても重要なんです!
その土地がもともとどのような使われ方をしていたのか、また、上下水道は整っているのか、生活排水を流す側溝はどこにあるのか、などの確認が必要です。
【丁寧な暮らしを楽しむ木の家つくり】を連載しているaipooowさん宅では、工事中に大雨が連日続いたことで、
もともとの地下水位が高かった上に、地下水がかなり上がってきしまったそうです。
幸いにも基礎工事をする前だったので、難を逃れ工事を再開することができました。
購入する際は、土地そのものの状態をきちんと知ることも重要。
可能であれば、近所の方に直接聞いてみるのもいいかもしれません。