小麦粉、お好み焼き粉…。開封後の「粉物」どうしてる? 種類によって違う“保管方法”とは?
小麦粉や片栗粉など、どこの家にもいくつかある粉物ですが、保管方法が同じになっていませんか。
実は、粉によって保管方法が違っているのです。
今年「小麦粉にコナダニが発生していた」というニュースが流れたのをご存じの方も多いでしょう。
そんなことにならないように、粉物を早く処分しているとか、「食べる分量しか買わない」なんて賢い買い物をしている方もいると聞きます。
しかし、すべての粉類が使い切りではありません。
そんな時のために、粉物の保管方法をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
■開封後の粉物はどうしてる?種類別の保存方法とは?

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開封後に1度で使い切ってしまえば何の問題もありませんが、余ってしまうことがある粉もあるはずです。
粉物別の保管方法を調べてみました。
【常温で保存できる粉物】
・小麦粉(強力・中力・薄力)、片栗粉・パン粉(乾燥タイプ)、米粉(上新・白玉)、きな粉……直射日光・高温多湿でない場所(常温可)に密閉で保存
・すいとん粉……直射日光・高温多湿を避けて常温で保存

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【冷蔵庫で保存する必要のある粉物】
・天ぷら粉、唐揚げ粉、お好み焼き粉、ホットケーキミックス……直射日光・高温多湿を避け、密閉して冷蔵庫で保存
・ドライイースト、ベーキングパウダー……密閉して冷蔵庫で保存

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ちなみに、どの粉も共通して注意する点は次の2つです。
- 外気温と袋内気温の差があると水滴が発生してしまうので注意すること
- 粉物はニオイを吸収しやすいし、害虫が侵入する可能性があるので、密閉して保管すること
■粉物の収納には「乾燥剤」と「密閉容器」はマスト!
上記で、密閉すること・湿気に気をつけることは、粉物を保存する上でとても大切だということをお伝えしました。
では、実際にどのようなものを使って保存すればいいのかをお教えいたします。
開封後に残ってしまったら、下記の3つの物を使って保存しましょう。
- 密閉容器(密閉できるものであれば、素材は何でもOK。ガラス・プラスチックなど)
- 乾燥剤(ダイソーの「食品用乾燥剤」を用意しました。他の食品などに入っているものでも使えます)
- ラベル(粉名と賞味期限を書くため)
今回は、しっかり密閉できる「ガラス+ゴム素材」を使用しました。
乾燥剤は、そのまま入れます。このタイプは、繰り返し使うことができるんです。
常温で保管する場合は、直射日光が当たらない棚などで保存します。
冷蔵庫で保管する場合は、邪魔にならないところに置くといいでしょう。
いかがでしたか。
ご紹介したように、粉物は、密閉することでニオイや害虫から守り、乾燥剤を使うことで水分による変化から守ることができます。
これで、粉物が残っても安心して保存できますね!
【参考】
※ 日本製粉株式会社