放置すると火災や健康被害の原因に!? 一級建築士がアドバイスする3つの大掃除ポイント

 

Syda Productions / PIXTA(ピクスタ)

新年を気持ちよく迎えるためにも、大掃除は気合が入ると思います。

窓やキッチン回りなどお掃除するべき場所はいろいろありますが、

健康・安全という観点から、必ず確認してほしいポイントがあります。

住宅のプロとしてアドバイスしたい、忘れがちだけれど大切なお掃除ポイントについてご紹介します。

 

■1・「トラッキング火災」を防ぐために…コンセントまわりの掃除はマスト

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コンセントや電源プラグにほこりがたまっていませんか?

コンセントなどにほこりがたまっていると、「トラッキング火災」の原因となります。

「トラッキング火災」とは、コンセントなどに溜まったほこりが湿気を吸い、そこに微量の電流が流れて火災を引き起こすものです。

最悪の場合、電化製品の電源が「OFF」であっても、発火する危険性があります。

とくに台所や洗面所など、湿気が多い場所で使用する電化製品のコンセントや冷蔵庫、テレビ、洗濯機など

大型電化製品のコンセントなどは必ずお掃除しましょう。

また使っていないコンセント穴にたまったほこりも、掃除機で吸うなどしてお掃除してください。

 

■2・いざという時のために…火災報知器の点検を!

ヒデアス / PIXTA(ピクスタ)

住宅用火災警報器はきちんと作動しますか?

住宅用火災警報器はホコリが入ると、誤作動を起こす場合があります。

いざというとき住宅用火災警報器がきちんと働くために、火災の感知部分のほこりや汚れをお掃除しましょう。

きちんと作動するか?電池切れしていないか?

といったことを確認するため、点検ボタンを押すなどして確認をしましょう。

一般社団法人 日本火災報知機工業会HPより

住宅用火災警報器は10年が交換の目安です。

古くなった住宅用火災警報器は誤作動を起こしやすいため、設置から10年経っている場合は本体ごと交換しましょう。

 

■3・健康被害の原因にも!? 給排気口、換気扇フィルターをきれいにしよう

スムース / PIXTA(ピクスタ)

お部屋の給排気口、換気扇のフィルターは、お掃除または交換しましたか?

平成15年以降の多くの建物には、24時間換気システムによる給排気口、換気扇などが付いていると思います。

この換気システムは、とくに停止しないかぎり、24時間365日稼働しています。

YNS / PIXTA(ピクスタ)

そのためフィルターにはディーゼル排煙や粉塵、ほこりや花粉・PM2.5など、有害物質がびっしり詰まっています。

このフィルターの汚れをそのままにしておくと、きれいな空気を取り込めないばかりでなく、

フィルターから汚れが室内に流入してしまい、健康被害をおこします。

給気口・排気口フィルターは水洗いをして、直射日光を避け、陰干しでよく乾かしましょう。

汚れがひどいフィルターは、新しいものに交換しましょう。

Satoshi KOHNO / PIXTA(ピクスタ)

いかがでしたか?

すすを払い、新年の神様を迎える行事が由来の、大掃除。

この一年、無事に暮らすことができた感謝も込めて、また家族の健康と安全のためにも大掃除に取り組んでみてはいかがでしょうか?

(しかまのりこ)

【参考】

一般社団法人 日本火災報知機工業会