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駅近・狭小地に木造3階建て建築中

「私、ここを諦めました。日本だから」編【駅近・狭小地に木造3階建て建築中!】

 

今回、家を建てるにあたり、理想と現実は違うということを痛感いたしました。

「家は三回建ててようやく納得のいくものが建つ」と言われているそうな。

それも納得できちゃうくらい、たくさんの壁が立ちはだかりました。

それはお金の話だったり土地の事情だったり、日本ならではだったり。そんな現実的な話です。

 

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■あんなこといいな、できたらいいな

p-blue pictures / PIXTA

海外暮らし、海外旅行を経験すると、つい目がいくのが建築物。

リゾート地ならではの建物やヨーロッパらしい建物、同じ系列のホテルでも建っている国で全然違ってきたりして。

なんじゃこりゃ!な建物も、なるほどなるほど!!な建物もいろいろ見てきました。

そして見れば見るほど「わぁ、ここはいつか家を建てることがあるなら真似したいなぁ!」

「これは使いにくいから必要ないな」「このアイデア斬新!!」なんて、

自分の中で「自分にとっての理想の家に必要なものリスト」はどんどん更新されていきました。

ですが……大きな壁が立ちはだかります。

 

■日本って、メンドクサイ!?

タイトルの通りです。私が家を建てる土地、日本って、とってもメンドクサイ。

そのTOP3はやっぱり……

  1. 四季がある
  2. 地震がある
  3. 規制が多い

これらがすべてにつながってくる気がします。

私の夢の家に不可欠だと思った項目は、この3つの条件でほぼかき消されたといっても過言ではありません。

日本ってツマンナイ家が多いな。私ならもっとこうするのに。

なーんて偉そうなこと思ってましたすみません。違うんですね。出来ないんですよね。

 

■「夢の家」はただの夢だった!?

家を建てようとして初めて、私にとっての夢の家はただの夢であることを知りました。

私がやりたいことって、どれもさほど難しいことじゃない、と思っていたのです。

norinori303 / PIXTA(ピクスタ)

ざっと書いてみると

  1. 天井をすごく高くしたい(吹き抜け含む)
  2. 出来るだけ枠を小さくして大きな窓ガラスをあちらこちらに
  3. テラスと部屋をつなげたい(壁をなくしベランダとリビングをつなげて窓ガラス1枚で区切りたい)
  4. 大きな鏡(床から天井まで)を貼りたい

これが、どちらかというとお金で解決できるものじゃなかった理想です。

というのも、土地さえあれば1と3は可能だったかもしれませんが、家を建てるのは都心の狭小地で三階建てが必須条件。

土地の規制だったり斜線規制だったりで高さに限りがあります。

その高さが住めるスペースの広さにも影響するなんて、思いもよりませんでした。

T2 / PIXTA

いやいや、駅近・利便性の方が今の私の中では重要なので後悔はありません。

でも、土地を見て契約したときには「この土地の広さでもあんなことやこんなことをすれば広く感じる素敵な家になる!」

って思っていたことは規制によりほとんど叶いませんでした。

打ち合わせが進むにつれ、私の脳内見取り図はどんどん縮小されどんどん低くなりどんどん落ち込みました(笑)。

 

■地震&四季がないって、家にとって最強

Rocky / PIXTA

今まで見てきた家やホテルや暮らしていた国を思い返し(アジアだったので常夏、しかも地震もなし)。

そうか、あのつくりは四季がない国だったからこそ可能、ないし魅力的だったのか……!!! と落ち込んでみたり。

確かに思い返してみると、「これ、日本じゃ地震があるし無理だろうなー」なつくりや吹き抜けにあふれていたんです。

規制の差がすごいんでしょうね。いやもちろん日本には必要で、とても大事なことなんですけれども。

kouchan / PIXTA

不可能ではなくても「すっごく寒い(暑い)」「結露すごい」可能性が高かったり。

過酷な温熱環境に耐えるか、光熱費をかければ可能でしょうけど……暮らしやすい家とはいえませんよね。

地震がない国なら気にせずにすんだかもしれない、家の強度につながる柱の本数や窓ガラスの大きさ、

狭い家を広く見せるのに一役買ってくれるであろう一面の鏡……。

この場所じゃなければ、土地がもっと広ければ、四季がなければ、地震がなければ、日本じゃなければ……、

何度思ったかわからない家づくりの幕開けです。(まだ幕明け!?)

 

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