「セカンドハウス」に住むという選択 no.1【二拠点生活のススメ】
30代、40代にもなってくると、自分の今後の生活や住まいのことを考える機会も増えてくるのではないでしょうか。
マンションや一軒家を購入するとなると、そこが“終の棲家”となるわけで、本当にその家やその街が、自分が満足できる“住まい”となれるのか……。
便利な都会暮らしもいいけど、自然豊かな田舎暮らしもいい。
そんな人たちに「二拠点生活」という新しいライフスタイルがあること、ご存知ですか?
■都内では賃貸マンション、郊外にセカンドハウス
僕も40代の男性。それも住宅設計の仕事をしていれば、自分の生活や住まいの事を考える歳なわけです。
都内に、満足できるような家やマンションを買うというのは、ほぼ無理があるのも現実……。
ということで、いささか強引ではありますが……「二拠点(=セカンドハウス)」というライフスタイルを選択することにしました。
この連載では、「都内では賃貸マンションに住みながら、軽井沢にセカンドハウスを自分で建てる」という、新しいライフスタイルを選択した僕の体験を通して、「二拠点生活」のメリットをご紹介していきたいと思います。
■「セカンドハウス」という考え方
世界を見渡せば、有名な都市では、都市生活とセカンドハウスの「二拠点生活」をよく聞きます。
平日は、都市に住んでバリバリと仕事をし、休日になれば少し郊外のセカンドハウスでゆったりとした時間を過ごす。
「別荘」なんておもっ苦しい物ではなく、もっとライトな、まさにセカンドハウス(第2の家)です。
都内で仕事をしつつ、キャンプやサーフィン、山登りなど、都会の近くでリラックスできることをライフスタイルに取り入れたい。
東京でも、そんな生活を求めている人が増えているような気がしています。
■「セカンドハウス」生活を選んだ理由
僕もそろそろ家のことを真剣に考えなくては……。
そんな時に、泊めてもらった、友人ファミリーの別荘。
心地よすぎたんです。
何もしないでゆっくりして、ご近所の別荘仲間と、夏になるとテラスで呑んだり食べたり。ちょっと散歩して、温泉に行って……。
そんなふうにシンプルに時間を過ごすことが、自分にとっての幸せなのだと気がつきました。
これをライフスタイルに取り入れたい。
これが、「セカンドハウス」という暮らし方を選んだ理由です。
■どこを「セカンドハウス」の拠点にするか?
二拠点生活をしよう、と考えたら、次にそれを行う場所を考えなくてはなりません。
- 電車でも車でも気軽に行けること
- 友達も来やすいこと
- 当然、自然が豊富であること
- 海なのか?山なのか?
海も大好きだけど、サーファーってわけでもありませんし(笑)、アウトドア大好きな山男ってわけでもありません。
色々なバランスが良くて、皆が楽しめる場所……。
そんな時に、気になったのが「軽井沢」です。
ビルゲイツの別荘や、大型ブックストアが来る?なんて噂もあるし、大人気の星野リゾートも元気ですし、アウトレットも拡大中。
海こそ無いですが、自然豊かな森林、川、ショッピングや飲食、大好きな温泉、そして夏には音楽祭などの文化も。
このバランスが、軽井沢にはあるんですね。
あれもこれも楽しみたい僕にはピッタリかもしれない。
「よし、軽井沢と都内で“二拠点生活”をしよう」
そう決めて、さっそく軽井沢での「セカンドハウス」づくりが始まりました。
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