友人が渡航中のコンゴ民主共和国。気になる衣食住はどうなっているの?

 

東京から直線距離で約13000キロもある、アフリカ大陸の赤道直下の「コンゴ民主共和国」。(以下、コンゴ)

今年5月から、筆者の旧友は日本で出会ったコンゴ人のご主人と5歳の愛娘を連れ、年内限定のコンゴ暮らしを送っています。

飛行機を乗り継ぎ24時間かけて向かった異国の地。

パートナーが生まれ育った国を子供が就学前に見せたいという思いで旅立った彼女。

日本と気候も生活スタイルもすべて違うので大変なことが多いようですが、時々交わすSNSでのメッセージで面白おかしくコンゴの生活を伝えてくれます。

友人が住む街はコンゴの都市部であるキンサシャ。

車社会でタクシーや中古車など日本車をたくさん見かけるそうです。

街はレバノンやヨーロッパなど外資のショップがあるもののどれも高価とか。

友人は色んな写真を送ってくれますが、路上の店舗やかごを頭に載せてモノを売る女性商人も日常の光景のひとつです。

都市部と言っても治安が悪いので、日中でも独り歩きは厳禁。

マーケットへ行く時はお子さんを連れていけない場所だと言います。

今回は日本ではあまり知られていないコンゴの暮らしを、「衣」「食」「住」ごとに日本人女性の目線でご紹介します。

 

■【衣】テーラーで仕立てるのがコンゴ流のオシャレ

見てください!この鮮やかな布地。

植物や幾何学模様をモチーフにしたコンゴのファブリックです。

自然のものを描いた生地は、テイストは全く違うけれど、日本の着物の図柄に通じるものがあるなと思いました。

マーケットで生地を選び、テーラーで民族衣装や洋服を仕立てるのがコンゴの女性のおしゃれのたしなみ。

価格は生地が6ヤード(約5.5m)で15米ドルから。仕立て代は20米ドル程度です。

友人はお嬢さんとおそろいの生地で、自分用にジャケットを。

お嬢さんにはワンピースをオーダーしました。製作期間は1週間くらいだそう。

とても素敵ですね!

ちなみに友人曰く、縫製は日本のモノに比べるとかなり大ざっぱ(笑)

 

■【食】日本から持ってきたお馴染みのアレがコンゴ人に大好評!

友人家族はご主人のお姉さん家族と共に暮らしていますが、日本から持ってきた食材で特に評判だったのが、市販のカレールーとシチュールー。

コンゴ人は煮込み料理が大好きで、作ると毎日でも食べたいと評判だったことを話してくれました。

友人はお嬢さんの好きなひじきの煮物、お味噌汁など素朴な和食も作っています。

お米も手に入りますが、スーパーで寿司用のお米が売られているのには驚いたそう。

海外の寿司人気を象徴していますね。

コンゴ暮らしの長い日本人宅へ訪ねた時、土用の丑の日にウナギではなく、ナマズを代用した蒲焼き丼を食べたエピソードも教えてくれました。

こちらのお宅は納豆も作っているそうです。

理由はコンゴで納豆が手に入らないから。

友人もインスパイアされ、コンゴで豆から手作り豆腐を作りたいと意気込んでいます。

また、コンゴの手作りスイーツでおいしいのは、ココナッツオイルで揚げるバナナフライや「ミカテ」というドーナッツ。

タイで暮らしたこともある友人は、バナナフライをタイ風にアレンジしたらお子さんたちに大好評だそうです。

ココナッツパウダーと砂糖でタイ風にしたバナナフライ

ミカテ (ドーナッツ)

代用品をうまく使い、ひと工夫加えて家族のために日々キッチンに立っている友人は、とても素敵だなと思います。

レバノンからやってきた中東スイーツ「バクラバ」も友人の大好物 コンゴ人には甘すぎるようです

食材の常備品ですが、牛乳はヨーロッパからの輸入品ですべて賞味期限の長いロングライフミルクです。

卵は信頼しているお店で買わないと腐敗しているものがあるとか。

食べ物が傷みやすいのは気候の影響はもちろん、コンゴのある困った事情が関係しているのです。

 

■【住】不意に訪れ、暑くて眠れない夜もある困り事って?

jakkaje808 / PIXTA(ピクスタ)

海外暮らしが3度目の友人ですが、コンゴで暮らすのはとても大変と言います。

治安の悪さや暑さだけでなく頻発する「停電」に日々悩まされています。

インフラ整備が遅れているコンゴは、日に何度も停電することもしばしば。

食材保存は電気が不意に断たれるため冷蔵庫頼りにせず、こまめに買い物をするそうです。

毎日のことですから、本当に大変だと思います。

自分は日本人なので、現地の人とは暮らしぶりがだいぶ違うと言いながら、遠い国でも逞しく暮らす友人。

暮らしにくさよりも楽しみを多く伝えてくれたことに感謝します。

どこにいても日々の暮らしを大事にすることを学ぶ機会になりました。

いつでも、どこでも毎日の暮らしを楽しみたいですね!