食事・週末は別々。構わない系夫婦がスタンダード?現代の夫婦の形【1年前の人気記事pick up】
【1年前の人気記事pick up】では、1年前に配信して人気の高かった記事をプレイバックしてお届けしていきます。

マハロ / PIXTA
”夫は外で稼ぎ、妻は全ての家事をこなす”という家庭が一般的だった時代とは変わり、
現代を生きる夫婦は、共働きが増え、家事分担もするべき
という考えを持たれている方が増えてきたように思いませんか?
この価値観の変化、仕事や家事・育児に留まらず、どうやら「衣食住」にも見られるようなんです。
■シニア世代と比べ”構わない”アラサー夫婦が増加?
「株式会社パートナーエージェント」が実施した、「アラサー世代の結婚観・夫婦観」に関するアンケート調査によると、
「アラサー世代夫婦」と「シニア世代夫婦」では食事や住居、家の掃除などの価値観に差があることが分かりました。

※支持率=「当てはまる」-「当てはまらない」プラスの場合は賛同者の方が多くマイナスの場合は反対者の方が多い
「服はそれぞれが自由に選んで購入して構わない」という考えのみ、アラサー世代よりシニア世代で賛同者が多くなりましたが、
支持率を見てみると
”食事は夫婦別々でも、中食や外食が多くなっても、
住居は賃貸でも、掃除は気になったときにする程度でも、構わない”
という“構わない系夫婦”がシニア世代よりもアラサー世代の夫婦には多いことが判明!
更にアラサー世代の夫婦は
”休日の過ごし方”、”平日の夜の飲み会”も事前に連絡さえすれば、”構わない”。

kou / PIXTA
確かに筆者の周りの夫婦でも、週末は別行動するという家庭も珍しくはありません。
共働きのために夫婦関係はほぼ対等、休日はしたいことをするという考えであり、
”構わない”というより、“縛らず、夫婦それぞれが自立している”ように感じます。
■”構わない系”行き過ぎると”無関心”?
お互いが自立し、干渉しすぎない、“構わない系夫婦”の形。
でも、行き過ぎるとちょっと心配なことも……。
帰宅時間にバラつきがあり、食事を別々に取ることが止むを得ない家庭もありますが、それが続くと会話の機会も減ってしまいますよね。
住居を一生賃貸にするとなると、家計は助かるかもしれませんが、”家族の財産”は残せなくなります。
”構わない”が行き過ぎると、”無関心”になり、いつしかパートナーが住居を共にする”ルームメイト”に見えてくる危険も潜んでいるように思います。
一緒に食事をとること、外食ではなく作ったものを食べて会話することは夫婦のコミュニケーションの基本中の基本。
さらに賃貸ではない住居を持つことは、”家族”を強く意識させてくれます。
”構わない”ことは、現代の夫婦のスタイルとして定着しつつあるようですが、”無関心”にならないように家族の時間を確保し、お互いに興味を持つことを忘れてはいけません。

わたなべ りょう / PIXTA
いかがでしたか?
筆者の家庭も事前に連絡すれば飲み会も、週末に別行動を取ることもOKという夫婦。
といっても、基本的には週末は家族一緒というのが暗黙のルール。
休日の前夜に「明日何する?」という会話が繰り広げられ、夫婦の会話が生まれます。
これを毎週続ければ結構なコミュニケーションになると思いませんか?
最近、パートナーに構わなすぎかも……、と思ったあなた、せめて週末だけは家族と一緒に過ごしてみてはいかがでしょう。
【参考】
※ “構わない化”が進むアラサー世代の夫婦観 8割強が結婚してメリットありと感じている!!
※ ほぼ毎日一緒に夕食を食べる」夫婦は約半数? 夫婦の夕食事情とは……
※ 財布別々の子無し夫婦が増殖中。それぞれが勝手にお金を使っていたら ・・将来は?