古民家は不便…?「京町家シェアハウス」が快適すぎ!
最近、古民家カフェ、古民家ゲストハウスが流行っているように、“古民家“は住まいとしても注目されはじめました。
しかし、古民家って“生活に不便”という印象はありませんか? 「住んでみたいけど、“快適さ”重視の古民家ってなかなかない……」なんてことも。
でも、ちょっと工夫すれば、古民家でも快適に過ごすことができるんです。
■「京町家」を今ドキなシェアハウスに!
京都や奈良の町家に憧れたことはありませんか? これぞまさに“古民家”と言った雰囲気ですよね。憧れはあるものの、実際の町家はどんな住み心地なのでしょうか?
そこで今回は、実際に町家住んでいる人にご協力いただき、京町家生活を覗いてきました。
今回訪れたのは、大型町家をシェアハウスとして活用している「京だんらん」。現在7軒の町家が、シェアハウスとして運営されているそうです。
玄関は、趣のある引き戸で、まさに京町家といった感じです。
扉を開けると……すごくキレイ!
こちらが玄関。通り庭(土間)はフローリングになっています。
玄関横の“見世の間”はフリースペースに。友人がちょっと立ち寄っておしゃべりするのに良さそうな空間ですよね!
階段や柱など、ところどころに古さが残っていて、雰囲気たっぷり。
この下駄箱は、このシェアハウスのために置かれた“新しい”もの。
しかし、町家の雰囲気に合うよう、ちゃんと空間演出されていて、素敵ですよね。
“通り庭(土間)”部分は、そのままキッチンに。
かなり長いI型キッチンなのは、“うなぎの寝床”とも言われる京町家ならではですね。
1人1人に冷蔵庫が用意されていたり、1週間に2回お掃除が入ったりと、シェアハウスならではの特徴もあります。
“奥の間”は、住人たちのフリースペースに。畳のある生活って落ち着きますよね。
奥の間の襖(ふすま)を開けると、そこには、京町家ならではの“坪庭”が!
縁側で、ぼーっとくつろいだりすることもできますよ。こんな空間があるなんて、贅沢ですよね。
いかがでしたか? 古民家はおしゃれな家としても変貌してきています。新築もいいけど、古民家が持つ歴史の中で住まいを設けるのもいいかもしれませんよ。
【取材協力】
※ 京だんらん – 株式会社八清
京町家・中古住宅をリノベーションにより上質な空間へとプロデュースする京都の不動産会社