【日刊Sumai】編集部・丸の取材、ときどきプライベート日記 vol.14
素敵なお宅があると聞けば北海道から九州まで、どこへでも!
フットワークの軽い『住まいの設計』編集長・丸(56)の取材こぼれ話や、男前なプライベートをチラ見せ!
■これに人が乗るなんて…
諏訪大社上社です。
諏訪大社といえば御柱が有名ですね。
テレビでみてると、へぇ〜としか思わないのですが、実際見てみるとすごい大きさです。
これを山から下ろすときに乗ってる人がいるとは。
なんというかアグレッシブ?
■「千人風呂」って、ホントに1000人入れるの?
最終日の本丸はここです。
上諏訪溫泉・片倉館。
こちらも重要文化財にも指定されてるんだけど、フツーに入れる溫泉です。
というか、製糸業で成功した片倉さんが私財を投じてつくった公衆浴場なんですね。
昭和3年(多分竣工が)の建物で、誰が呼んだのかは知りませんが「千人風呂」というそうです。
設計は台灣総督府を手掛けた森山松之介という建築家で、浴場棟と会議棟の2棟で成り立っています。
すごいですね、この欧米っぷり。
浴場內部は、いわゆるローマ風呂をベースにアールヌーボーが加味されている感じ。
ステンドグラス、アールの仕切り、エンタシス風の壁の間に配された背の高い窓、モザイクタイルなどなど、様々な意匠が凝らされています。
浴場の石の存在感がすごい。
石ですからね。もしかしたら300年後も似たような状態かもしれませんね。
石でできた浴槽は長辺7〜8m、短辺3〜4m前後(目視ですが)で、小さなプールといった感じ。
で、深さがなんと1100mm。小さい子どもさんは立てませんね。
そして底には黒い玉砂利が敷きつめてある。
足裏のツボ刺激ですか?
効果のほどはさておき、かなり変わってる。
湯に浸かりながら「千人風呂」の異名通り、ホントに1000人入れるんだろうか?と考えたんですが、
もしかしたら「ギネスにチャレンジ!」みたいなノリでギュウギュウづめにすれば入れるかもしれない、と思いました。
お客さんはマイ銭湯セット持參の地元の方々も多い。ホント公衆浴場なんですね。
そんな温泉に入れるなんて、チョーうれしい。
ありがとう、片倉さん!
■鹿鳴館の舞踏会会場みたい…
「千人風呂」の2階は休憩室と売店なんかがあるんですが、こんな階段を上っていくのです。
鹿鳴館の舞踏会じゃないんですけど。。。
立派な休憩室では、休憩中の人たちがコーヒー牛乳やビール飲んだり、いろんなもの食べたり、寝転んだりして、それぞれの時間を過ごしていました。
落差がありすぎて、ほのぼのします