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自営業の妻、3年かかって家を買う

壁が決まれば、部屋がキマる!【自営業の妻、3年かかって家を買う】

 

zhudifeng / PIXTA

一から家を建てたり、リノベーションをするって、選択の連続です。

決めないといけないことが、後から後から出るわ出るわ!

皆さんだったら、どこからやっつけていきますか?

私たちは「壁」から攻めることにしました。

神は細部に宿るといいますが、その神様を見つけるためにも、ちょっと大きいところから決めていきたいものです。

そんな我が家のリノベーションの大きなテーマのひとつが「リビングダイニングの壁」でした。

北の魔女 / PIXTA

一人暮らしを始めてから約20年。

私はリビングダイニングが白い壁の部屋にしか住んだことがありません。

白い壁が好きだからではもちろんなく、白い壁の部屋しかなかったからです。

何が言いたいかというと「もう白壁はこりごりだ」ということです。

 

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■「海外製の壁紙」にホレボレするも断念した理由とは?

madeline / PIXTA

海外の映画やドラマを見るのが趣味だった私は、落ち着いた「色」もしくは「柄」がついた壁が憧れでした。

そこでまず希望したのは、海外製の素敵な壁紙を広いリビングダイニング一面に貼ることでした。

イメージしたのはイギリスの人気ドラマ「SHERLOCK」のシャーロック・ホームズの部屋です。

産後の肥立ちもまだ十分ではない時期でしたが、

ワクワクしながら生後1か月の娘を抱っこして壁紙のショールームに見学に行きました。

海外製の壁紙の美しさにうっとりしましたが、膨大なサンプルすべてに目を通すことができず、

娘は泣き出すし、お値段も予算内に収まりそうにないので早々に断念!

だったら次はカラー塗装だ!

runa / PIXTA

ということで早速サンプルを取り寄せることにしたんです。

私の希望は「ブルーグレー」でした。

落ち着きと少しの爽やかさの融合、いいじゃない。

念のため他の候補もサンプルで出してもらいました。

それが以下の3色です。

  • グレー
  • ラベンダー
  • ダスティピンク

楽しみだな。リノベーションの楽しさってこういうことだよね、

なんてウキウキしながら待っていたんですが、後日頭を抱えることになりました。

 

■サンプルが届いて初めてわかった色の印象のギャップ!

サンプルとして送られてきたものは、10センチ×20センチの板状のものでした。

まずびっくりしたのが、どれも色がうすーいではありませんか。

こんな淡い色を選んだ覚えはないわ!

なんて人のせいにしようと思ったのですが、それは紛れもなく私が選んだ色だったのです。

色選びに使ったのは、いわゆる「色見本帳」と言われる単語帳をちょっとデカくしたようなものでした。

たかが数センチしか色が塗られていないものからチョイスしたので、

引き伸ばしてみたときの印象がイメージがつかみきれずにいました。

これでは色の強さがまったく足りません。

我が家のリビングダイニングはキッチンとも繋がっているので、合わせると約30畳ほどの広さになります。

なかなかの広さです。

淡い色の壁は部屋を広く見せ、濃い色は部屋を引き締めて見せる効果があるらしいのです。

広く見せるテクニックを駆使しなくても、実際に広さは十分にあるので、

淡い色を選んで間延びしたようなリビングダイニングにはしたくありません。

でも濃い色を選んで失敗すると、なんだか取り返しがつかないような気がしません?

 

■家具の色や位置など、イメージをクリアにすることで壁色も決まる

そこで好きな色を選ぶのではなく、もっと明確に新居をイメージしてみることにしたんです。

第一希望だったブルーグレーだと、どうもしっくりきそうにありません。

なぜなら我が家の家具は、ソファもテーブルもブラウン系なのです。

ブルー系では茶系の家具と馴染みがイマイチ。

それに子どもも生まれたことだし、温かみのある色の方がいいかもしれない。

ということで、少し赤みの効いた色にして、家具にも人間にも馴染みがいいようにしました。

ペンキの色は無限大です。

好みの色を調合してもらって、自分たちだけの色を創り出すことができます。

それは何色かというと……

「ラベンダーにちょっと赤味を効かせてグレーの要素も混ぜつつクール過ぎずホッとするような色」です。

この色にして本当に良かったと思うのは、実は最近になってからです。

娘のおもちゃ類に赤を選ぶことが多く、壁との馴染みが予想以上にいいんですよね。

家族がそれぞれ歳を重ねて趣味嗜好が変化したら、また違う色にDIYで塗り直す予定です。

そういう楽しみがあるのも、壁塗装の良さのひとつだなと思います。

現在のわが家のリビングダイニングです。photo ayako mizutani

壁に色をつけることは、何よりもインパクトのあるインテリアになります。

高価な家具を設置できる予算はないし、

雑貨か絵などをセンスよく飾って素敵な部屋にする才能もない私たちにとって、

壁に色をつけることは最大のインテリアデザインでした。

来客にも好評で、悩んだだけの成果はあったなと満足しています。

 

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