暮らしのコツ

森下敦子森下敦子

プロ伝授!子供の片付けとしつけ方法、叱ってしまう前に!子どもに合うやり方で

子育てをしていて、「片付かない!」と親はストレスを感じてしまうもの。
子どもが小さい時には断トツ”おもちゃ”でしたが、子どもの成長と共に(特に女の子)衣類の管理が難しくなってきたと感じています。

近年のファストファッションの流行により、子どものお小遣いでも手軽に購入できる洋服が街にあふれています。
買い物の仕方と、洋服の管理について、親がしっかりと伝えていくことの責任を感じ、モノを「使い捨て」のように扱って欲しくないとも思います。

我が家には16歳と12歳の娘がいます。
上手に整理整頓できるよう、どのように片付けの方法を伝えればいいのか、どんな収納なら管理しやすいのかを、数年前からその都度考えてきました。
今回はその片付け方法と、思わぬ失敗談をご紹介。

子ども部屋を有効に使うため、服の収納はすべて「ベッド下の引き出し」に!

MediaFOTO / PIXTA

4人家族なので、ひとりひとりに与えられるスペースには限りがあります。

現在の住まいに引っ越す際に、子ども部屋のスペースを有効に使う方法をいろいろと考え、衣類は「ベッド下の引き出し」にしまうことにしました。

ベッドの下は、どうしても場所が低く使いにくい場所です。

せめて、少しでも使いやすいように、以下の3点にこだわって、ベッドを選びました。

  1. 引き出しの開閉が「スムーズ」であることと
  2. 引き出しを最後まで引き出せて、奥まで見えること
  3. 引き出しの深さが、衣類収納に十分であること

Verasimon / PIXTA

アウターやワンピースを掛けておく程度のコンパクトなクローゼットも購入しました。

娘たちの衣類をしまうには十分であり、また見た目もスッキリできる!と自信満々だったのですが……。

 

思わぬ事態!? 片付けの方法が長女に合わず、グチャグチャ状態に!

Verasimon / PIXTA

このプラン通り衣類をきちんとたたんで引き出しにしまい、毎日そこから出して着ることができたのは、次女だけでした。

長女はというと、ベッド下引き出しの中の衣類は常にぐしゃぐしゃ。当然、着たいと思った時にはしわくちゃで、着ることはできません。

だから、また丸めて引き出しに押し込む。クローゼットは扉が付いていますので、閉めてしまえば中がどんなに乱れていても見えません。

ナオ / PIXTA

だから、ついつい放り込んでしまい、着たいときにはくしゃくしゃ。

そんな乱れた引き出しやクローゼットには入りきらない衣類が、棚の上や床に、置かれていく。
そして、雪崩が起きる。

衣類の管理どころか、もはや把握さえできない状態です。

そんな長女に、つい投げてしまう言葉は。
想像がつきますか?

そうです。「だらしがない」「女の子なのに」「お姉ちゃんなのに」「妹はできてるのに」……。

同じようなご経験のある方も、いらっしゃるかもしれません。
実はこれ、長女が悪いのではないのです。

「片付けの方法が、長女に合っていないこと」が原因でした。それなのに、まるで長女自身に問題があるかのように接してしまい、
本当にかわいそうなことをしました。

 

長女はハンガー収納などの「すべてを見渡せる状態」にした方が片付けやすいと判明!

では、長女にはどんな仕組みなら探しやすい? 戻しやすい?
ひとりひとりその感覚は違いますから、収納の仕方も違って当然なのです。

このように、「人それぞれの特性に合った片付けの方法=オーダーメイドのお片付け」をご提案するのが、私たち「ライフオーガナイザー®」の仕事なのです。

では、長女はどんな仕組みを作ったら片付けられるようになるのでしょうか?

長女にいろいろな質問をしながら一緒に考えた結果、上の写真のようにできるだけハンガー収納にして、シャツもショップのように並べて、

「すべてを見渡せる状態であることが望ましいということがわかりました。

部屋のスペース自体はさらに狭くなってしまいますが、無印良品の「ユニットシェルフ」を購入して、壁一面にオープンクローゼットを作ることにしました。

出来るだけハンガー収納にして、通学用のシャツは畳んであるほうが気持ちが良いというのでショップ置きに。
靴下などの小物も、かごを使って投げ込むだけの収納にしました。すべてがオープンで見えています。

こうすることで初めて、長女は自分の衣類を把握して管理することが無理なくできるのです。

chikaphotograph / PIXTA

ところで、これまで使っていた長女のベッド下の引き出しは?

デニムを放り込んだり、長期休暇に持ち帰る学用品を放り込んだり、シーズンオフの部屋着を放り込んだり。使用頻度の低いもの専用としました。

見やすくなったハンガー収納も、ぎゅうぎゅうパンパンでは使いこなすことが難しくなりますから、「適量」であることが大切ですね。

自分の管理しやすい方法で、管理できる量の衣類を持つこと。

大切なお洋服を、素敵に着こなす知的な女性へと育ってほしいと願って、娘たちのクローゼットのお片付けを、これからも見守っていきたいと思います。

皆さんのご参考にもなれば幸いです。

(ライフオーガナイザー® 森下敦子

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