「機械式駐車場」「ゴミ出し」が2大悩みのタネ。マンション管理は年中無休

 

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世間がお休みモードになっていても、

そういう時にこそ仕事をしなければならないのが不動産業の辛いところですが、

さすがに年末年始だけは世間と同じタイミングで休みを取ることができます。

マンションの営業の時には心の底からリラックスできましたが、

マンション管理においては常にトラブルが発生する可能性があり、

年末年始といえど、常に一定レベルの緊張感を維持していなければなりませんでした。

今回はマンション管理を行う、いわゆるフロント社員の年末年始の過ごし方についてご紹介します。

 

■「機械式駐車場」「ゴミ出し」が2大悩みのタネ

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年末になると、どの自治体でもゴミの収集がストップするため、

12月の中旬になると各マンションの所在地におけるゴミ収集スケジュールを確認します。

年末であってもゴミの収集があれば管理員は出勤するため、

事前に打ち合わせてゴミのスケジュールと管理員の出勤日を一覧表にして、

各マンションに掲示するというのが年末恒例の仕事でした。

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マンションの設備に関しては数多くの機械類で構成されているため、

トラブルはいつ発生するかわかりません。

そのためマンションごとにすべての設備の緊急連絡先を一覧表にして縮小コピーし、

手帳に入れて常に持ち歩くようにしていましたが、

比較的長い休みである年末年始はそれだけでは足りません。

仕事納めの日には機械式駐車場の契約者のリストを出力して持ち帰っていました。

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夜間や休日に機械式駐車場でトラブルが発生した場合にはまず警備会社が対応してくれますが、

たとえ原因が特定できても、その区画の利用者と連絡がとれないと復旧できない場合があるのです。

あとは大掃除をして納会があって年内の業務は終了しますが、

そこから先は何も起こらないことをただひたすら祈るしかありません。

 

■年末年始でも「業務用携帯」は常に手放せない!

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年末年始期間中であっても、当然のことながら「業務用携帯」は常に手放せません。

フロントをやっていると居住者から携帯に電話がかかってくることはしょっちゅうなのですが、

それでもこの時期だとドキッとするものがありました。

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1月3日に実家で酒を飲んでいる時に、

とあるマンションの理事から「機械式駐車場が動かない」という電話がかかってきたことがあります。

通常このような場合には駐車場の管理会社にも連絡が行っており、

こちらで特に手配を掛けなくても対応してくれているはずですが、

この時に限っていつも持ち歩いている手帳を自宅に忘れてきていたため確認ができません。

本来なら電話一本で済むはずのところですが、

飲み会を中止して急いで自宅に帰るしかありませんでした(確認した時には既に対応済みで復旧していましたが……)。

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また別の年のやはり1月3日には、箱根駅伝が小田原を通過した頃、

私とどうにも相性が悪いあるマンションの理事長から電話がかかってきました。

12月の中旬に送っておいた資料を「今見た」ということで、

それに関する苦情をマシンガンのように吐き出して一方的に電話を切られたのですが、

その人の性格からいって第二弾、第三弾が来ることも十分に考えられます。

そのため駅伝で全チームが大手町にゴールする頃まで携帯の前で身構えていたことを思い出します。

 

■年末年始くらいは携帯を気にしないで過ごしたかった…

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スーパーやデパートといった流通業においては、年末年始でも通常通り営業するのが当たり前でしたが、

「働き方改革」という世の流れの中でこの期間は店を閉めると宣言する会社も出るようになってきました。

不動産管理の世界においても、年末年始の期間くらいは携帯に出なくてもいいという時代が来ることを願っています。