賃貸でもOK! 壁にピンをさしても“ほぼ元通り”に戻せる方法

Macrovector / PIXTA
壁のインテリアは空間の印象を大きく左右します。
フレームにこだわったり、どんな写真やアートを飾ろうかな?とあれこれ考えるのも楽しいですよね。
でも、うちは賃貸だから……と躊躇してしまいませんか?
日本の住宅の壁仕上げは、ほとんどが「ビニルクロス」。
賃貸住宅で、ビニルクロスに傷をつけてしまった場合、
退去時に修繕費を請求される場合もあるからです。
でも簡単なひと工夫で、ビニルクロスを傷つけずに復旧する方法をご紹介します。
■穴をふさぐよりもっと簡単に、目立たず元通りにするには?
ビニルクロスの上から画びょうを使うと、写真のように穴があいてしまいますね。
この穴を補修、目立たないようにする方法は、インターネットでもたくさん紹介されています。
でも、穴をあける前のひと工夫でもっと簡単に、しかも早く、目立たずに復旧できるんです。
■準備するものはカッターと定規だけでOK
準備するものはカッターと定規だけ。
手順は以下の通りです。
(1)ピンをさしたい場所のビニルクロスに、カッターでL字型の切り込みを入れる
(2)切れ込みを入れた角から、ゆっくりビニルクロスをめくって下地ボードを露出させる
(3)下地ボードにピンをさす
たったこれだけでOKです。
■復旧する時は木工用ボンドで貼るだけ。復旧跡も目立ちにくい
復旧する時は、木工用ボンドでビニルクロスを貼るだけです。
この方法だと、ビニルクロスを傷つけないので、復旧跡が目立ちません。
日本の住宅では、傷や汚れが目立たないように、凹凸が大きいビニルクロスが好まれて使われます。
このタイプのビニルクロスだと、定規を当ててカッターで付けた切り込み跡だとほぼ見えません。
■クロスをめくってピンをさすメリット4つ

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今回ご紹介した方法には、以下の4つのメリットがあります。
- 復旧が簡単
- お金がかからない
- 跡がほとんど分からない
- ボードにピンをさし込めるので、強度が期待できる
いかがでしたか?
ビニルクロスを傷つけてしまうから……と我慢せず、壁のインテリアを楽しんでみてくださいね。
(written by 眞鍋 豊洋)