運命的に出会った土地をスピード購入した私たち。
いよいよ間取り決め!とワクワクしていたのも束の間、
「L字型」といういわゆる変形土地に大いに悩まされることになります。
変形土地にはどんなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
そこで今回は、それらについてご紹介しますと思います。
■「L字型の土地」では、土地を目一杯使うことができない!?

建築可能な土地は駐車場から約2mほど高い位置にあります
それぞれの土地によって条件が異なるので一概にいえるわけではありませんが、
四角形の土地に比べてL字型の土地は目一杯使うことが難しいようです。
というのも、土地契約後に数社ほど土地の計測を行った上での間取り図を作ってもらったのですが、
すべてのビルダー共通で長方形の家でした。
例えば奥にお家があり手前はかなり土地が余ってしまっている。
当時の間取りが残っておらず手書きで描いてみましたが、ラフ図面のため大きさは目安です。
向かって右側にお家がよっていて反対側が余ってしまっていたり。
土地自体もそこまで大きい土地ではなかったので、
こんなに余白が空いてしまうとお家がかなり狭くなってしまうんです。
余った土地も庭にするには小さすぎるので、無駄なスペースに……。
■建物の形状にはこだわらない!変形土地の有効活用
どうにか工夫して少しでも大きなお家を建てたい!と模索し、
私たちが考え出したのが「駐車スペースの空中空間を使ったL字型のお家」。
駐車スペースの空中空間って何のこと?と、お思いですよね(笑)。
駐車スペース上部にウッドデッキを作って部屋と一体化させると言う計画です。
そのため、家の形はL字型にしようと決めました。
ただしL字型の家にはいろいろな問題点が……。
■L字の家は風水的によくない!?

Ushico / PIXTA
マイホーム建築の際に、風水を気にされる方も多いはず。
L字型の家にしようと決めてからいろいろと調べてみると、
出てくる出てくる「L字型の家は家相が良くない」という意見。
ただ、主人は占いや風水をまったく気にするタイプではないので、
ここでやっぱりL字型はやめようという話にはなりませんでした。
こういったことが気になる方には、オススメできない間取りなのかもしれません。
■L字の家は「間取りの自由度」が低い

g@wise / PIXTA
四角形の間取りに各部屋を当てはめることに比べ、
L字という形はピースをはめづらいのです。
ウッドデッキを部屋の一部のように作ると決めていたので、
なおさら間取りの中心はリビングに。
そして余ったスペースにその他の部屋を当てはめていくしか方法はなく、
「家事動線」を考える余地もありませんでした。
また、L字にすることで角が増え四角形に比べて補強が多く必要になります。
もちろん我が家にも多くの補強材が使われていて、
その影響で大きな窓をつけることができないという残念なことも……。
■それでも「L字型の家」にしてよかったこと
デメリットばかり上げてきましたが、
もちろんL字型の土地、家にして結果的には満足しています!
一番はウッドデッキを作ることができたこと。
土地の大きさから大した庭を作ることができなかったので、
駐車スペースの上に約6畳ほどのウッドデッキができ生活の幅が広がりました。
特に春、夏、秋はウッドデッキでご飯を食べたり、
プールをしたり、ハンモックを広げてお昼寝したり……。
決して大きくはないけれど、家族で楽しめる空間ができました。
あえて変形土地を選択する必要はないですが、
もし気に入った土地が変形土地であっても決して諦めないでください!
きっと理想に近づける間取りが見つかるはずです。
(aymama)