【キャリア14年・元宅配ドライバーに聞く】ホントにあった配達先の衝撃の対応

 

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宅配ドライバーの中には、配達先のインターホンを押して、出てくる人の仕草や行動で、

その家庭の人間関係や環境が見えるという人がいました。

しっかりと元気に挨拶をする子や、

何も言わずに食べ物を口に加えたまま荷物を受け取る子。

それを見れば、親の様子もなんとなくわかるというのです。

良くも悪くも、その親にしてその子ありという感じですでしょうね。

しっかりした子どもなのに……親がね、というような反面教師なものあるようです。

また、ある時には、荷物を届けに来るドライバーに姑が嫁の愚痴をもらしたり、

逆に嫁が姑の愚痴ををもらしたりということも……。

おそらく、双方の主張を聞いているドライバーはお互いの言い分を理解しているので、

姑嫁問題解決に手助けをできるかもしれません(笑)。

今回は、宅配ドライバーが体験した配達先の家族の衝撃の対応についてお話します。

 

※ 【キャリア14年・元宅配ドライバーに聞く】これまでの話を読む

 

■在宅しているのに、不在と言われて追い返された!?

Satoshi KOHNO / PIXTA

まず、これは知り合いのドライバーの話。

彼は平日の昼下がりに新しく越してきたお宅に荷物を配達しました。

インターホンを鳴らすと返事があり、中年の女性が出てきました。

これで配達の荷物がひとつ減るとドライバー安堵していると、女性がその荷物を覗き込み、

On and On / PIXTA

貼り伝票を確認した後に、驚きの言葉を発したのです!

「今は、不在です」

今こうして家から出てきて目の前にいるのに、不在というのはなぜなんだ……。

「〇〇さんのお宅でお間違いないですよね?」

「はい、〇〇です!」

女性は、「何か用?」とも言わんばかりに仁王立ちだったそうです。

理由は最後までわからないまんま。

仕方なく、再配達するハメになったとか。

もしかしたら、姑のいじわるで嫁の荷物を受け取らなかった!?

 

■家政婦だと思ったら奥さんだった!家族間でも「個人情報保護法」が施行されている家!?

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最近、家政婦を雇う家も多いようです。

これは、ドライバーが家政婦と勘違いしたエピソードです。

あるお宅で荷物を渡そうとすると、「不在なので、受け取れません」と言われてしまった。

ドライバーは家政婦とだと思って、「受け取っておかないと、家の人に怒られません?」と言うと、

今度は「怒られるもなにも、何で私が受け取らないといけないんですか?」と怒鳴られてしまいました。

家政婦にもさまざまなオプションでもあって、宅配便の引き取りのオプションは契約していないのかぁと

ドライバーは勝手な解釈をしながら、渋々不在票を書こうとしました。

Naoaki / PIXTA

不在票を書きながら、「この家の人、いつ帰ってきますか?」と聞くと、

「この家の人って、私がこの家の人ですが、何か?」。

なんと、この人、家政婦ではなくここの家の奥さんでした。

じゃあ、なぜ家族の荷物を受け取ろうとしないのか?

ドライバーの頭の中は、「?」マークがグルグルと回り続けます。

そんな彼に向って奥さんは、

「主人は週末しか戻りませんので、その時に持って来てもらえますか。

それと、私宛に届いた荷物は直接、私に渡してください。

決して預けたりはしないようにして下さい。

平日の昼間でしたら在宅しています。

うちは家族でもプライバシーはしっかりと守るルールなので……」

そう言って、不在票を受け取り家の中へと消えていきました。

行き過ぎたプライバシー保護に驚愕したとか。

 

■十家族十色!他人が見たらアッと驚くような「家族のルール」って?

にこまる / PIXTA

十人十色であるように、十家族十色です。

その家庭、家庭で独自のルールが存在するのものです。

それも家庭を円滑にするためのもの。

後日談で、そのご家庭のルール誕生に至った経緯は、ご主人の失態によるものだったそうです。

その失態というのは、奥さんがご主人にサプライズで誕生日プレゼントをネットで注文していたそうですが、

その奥さん宛ての荷物をご主人が受け取り、勝手に中身を見てしまったのです。

それ以降、その家庭では、他の人の荷物は受け取らないようになったとか。

ドライバーから見たらアッと驚くようなルールにも、

誕生には何かしらの理由があるのも確かです。

 

今回ご紹介したようなドライバーが困惑したり、驚いたりすることもありますが、

配達してそのお宅の方が喜ぶ姿を見るのも、配達人としても嬉しいひと時です。

 

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