たくさん失敗した転勤族だからわかる「引越し術」とは?【転勤族トノエルの整理収納×ひっこし】

 

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8年間で8回の引越しをしてきた、整理収納アドバイザーのトノエルです。

皆さんは今年、引越しの予定はありますか?

引越しって、やらないといけないことがたくさんあって、大変ですよね。

だけど引越しは、モノや暮らし方を見直すチャンスでもあります。

この連載では、転勤族の筆者がたどり着いた、引越しの方法をご紹介します。

整理収納アドバイザーの視点でまとめていきますので、

「引越しの予定がある方」だけではなくて、

「引越しして数年経つけど、まだ部屋の中がごちゃごちゃしているという方」

「引越ししたくらい大規模に、モノの整理収納や模様替えをしたい方」

にも、何かのヒントにしてもらえれば嬉しいです。

 

■引越しって本当に大変! 筆者も数々の失敗を経験しました。

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楽しかった大学生活が終わり、就職のために引越したときのこと。

1人暮らしのワンルームからワンルームへの引越しだったのにもかかわらず、何日かけても引越しの準備が終わらずに、

結局、友人に手伝ってもらいながら、引越し当日の朝まで、徹夜で荷づくりをしました。

そして、引越し業者さんに荷物を運んでもらったあとも、なかなかダンボールを荷ほどきすることもできずに、

慣れない仕事に必死になっている間に、新生活に必要な新しいモノが増えるばかり。

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部屋の中がぐちゃぐちゃになっていったのは、言うまでもありません。

10数年前の、なんとも苦ーーーい引越しのおもいで。

もう引越しなんてしたくない。

結婚するなら、どこでもいいから定住できる人と!とまで心に決めていたほど、引越しが大嫌いでした。

 

■どうして、引越しって大変なんだろう?その原因を改めて考えてみました。

冷静に考えてみると、ワンルームにある荷物ってそんなに多くないはずなのに、どうして荷づくりがなかなか終わらなかったのか。

そして、引越したあとに、どうしてダンボールと一緒に生活しないといけなかったのか。

その原因を改めて考えてみました。

原因1:何からすればいいのかわからなかった

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引越しって、いろいろとやることがありますよね。

家の契約、引越し業者の選定、役所への転出転入手続き、各機関への住所変更手続き、水光熱の停止と開始の手続き、荷づくり、荷ほどき、などなど……。

ここに書きだしたのは、ほんの一部というくらい、たくさんやらないといけないことがあります。

だけど、なかなかこの引越しのやり方を、教えてくれる本や、ネットの情報って少ないですよね。

引越しに慣れていなかった頃の筆者は、何をいつまでに、どんな順番でやっていけばいいかがわからずに、混乱していました。

だから荷づくりに集中することができず、結局、最後には友人の手を借りながら、ダンボールに手あたりしだい荷物を詰め込んでいくという、

悲惨な状況になったのです。

 

原因2:生活の変化を考えていなかった

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住む場所や生活が変われば、必要なモノや暮らし方も変わってきますよね。

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例えば筆者の場合だと、学生時代によく着ていたカジュアルな服は、休日にしか着ることのできない服になり、

出勤日はジャケット必須のオフィシャルな服が定番となりました。

学生時代に使っていたモノが、社会人になっても使うとは限らない。

だけど、当時の筆者はそのことに気づいていませんでした。

だから、引越したあとも長い間、開けることのないダンボールがそのまま部屋に置いてあったり、

新生活に必要なモノがどんどん増えていって収納スペースに収まりきらなくなったりしたのです。

 

■引越しの失敗から学んだこと、それは「整理収納」の必要性。

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筆者は「荷物を旧居から新居へと移動させただけ」の引越しで失敗しました。

これから始まる毎日を、どんなふうに暮らしていきたいか。それを考えて、それに必要なモノだけにすること。

そして、そのモノを使いやすく収納すること。

これは、狭い部屋ですっきりと暮らすためには必要なことです。

引越しのときにするべきことは多岐にわたりますし、家族構成や転出入の地域によってさまざまです。

だから「このように進めていったら万全です」というような引越しの方法は、なかなか提示できません。

だけど、就職に限らず、転勤、結婚、出産、子どもの成長など、人生の節目にあることが多い引越しのときに、

これからの生活を想像して、部屋を整えることは大切なことです。

とてもわかりにくいですが、2016年4月に取得した整理収納アドバイザー1級の認定証です

筆者は、数々の失敗や困難を経験して回数を重ねるごとに、大嫌いだった引越しの作業も少しは効率よくこなせるようになってきました。

整理収納アドバイザーの資格を取得したのも、引越しがきっかけです。

そんな筆者が、昨年引越したときの方法を、これからシリーズでご紹介していきます。

丁寧な暮らしや、モデルルームのように整った部屋に憧れはあっても。

引越し作業に追われていると、何から手を付けたら理想の部屋ができあがるかわかりませんよね。

それに、家族みんなにとって暮らしやすい部屋は、モデルルームのような部屋ではないのかもしれません。

このシリーズが、あなたや家族にとって、暮らしやすい部屋をつくるためのヒントにしてもらえるとうれしいです。

「丁寧っぽい暮らし」をめざす、トノエルでした。