たった2日で荷づくりできる3つの手順とは?~転勤族トノエルの整理収納×ひっこし

amadank / PIXTA(ピクスタ)
8年間で8回の引越しをしてきた、整理収納アドバイザーのトノエルです。
この連載では、転勤族の筆者がたどり着いた、引越しの方法をご紹介します。
前回は「step3 収納プラン」で新居の家具の配置や収納方法を決めていきました。
今回は、いよいよ引越しの本番!
「step4 荷づくり」の手順をご紹介します。こちらは全体図の中では、4段目にあります。ここに取り組んでいきます。
失敗しにくい荷づくりの順序や下準備をお伝えしますので、よろしければご覧ください。
めざせ!2日で荷づくり!「収納プラン」のあとは「荷づくり」のステップ
さて、ようやく引越し作業っぽくなってきました。
いよいよ荷づくりに取り掛かります。
ですが、やみくもに詰め込んではいけません。
- 荷づくりの順番を考えて「ラベル」を作る
- 引越し当日、自分で運ぶものをまとめる
- 段ボールにモノを入れていく
という手順です。
ここでも計画的に、ということで……。
1.荷づくりの順番を考えて「ラベル」を作る。
「step2 整理する」の1で用意して、「step3 収納プラン」の3で間取り図に貼り付けた、モノの種類のふせんをもとに、荷づくりのラベルを作っていきます。
ラベルの内容は、「新居のどこに置くか」「旧居のどこにあるか」「容品・荷ほどきのタイミング」「こわれものなどの注意事項」です。
これを荷づくりする順番に並べます。
なみに、ラベルに記載する「荷ほどきのタイミング」は、使用頻度の高いモノから順番に以下のように記載しました。
- すぐ開ける
- 翌日以降
- 余裕ができたら
荷づくりは、使用頻度の低いモノからしていきます。
つまり荷づくりは「余裕ができたら→翌日以降→すぐ開ける」の順にしていくことになります。
筆者はA4用紙に印刷して、はさみで切ってラベルにして、段ボールにテープで貼り付けましたが、引越し業者さんに運んでもらっているうちに、いくつかラベルが破れてはがれてしまいました。
シール状になったラベル用紙に印刷して、段ボールに貼り付けたほうがよかったなと反省しました。
よろしければ、参考にしてみてください。
2.引越し当日、自分で運ぶものをまとめる
ほとんどの荷物は、引越し業者に運んでもらいますが、自分で運ぶモノもあります。
- 貴重品(印鑑・通帳・権利書・証券・貴金属など)
- いつものバッグ(財布・スマホ・ハンカチなど)
- 1泊のお泊りセット(服・化粧品・おむつなど)
筆者は、遠方への引越しで荷降ろしが荷積みの翌日になることもあり、こんなモノを自分で持っていくことになりました。
うっかり段ボールに入れてしまわないように、荷づくりをはじめる前に、先に旅行バッグにパッキングしておくといいでしょう。
3.段ボールにモノを入れていく
ようやくここまで来ました。いよいよザ・お引越しです。
段ボールに1で作ったラベルを貼り、モノをどんどん入れていきます。
費用の関係で段ボールが少ししか用意できなかったという場合や、テトリス大好き段ボールに隙間なく詰め込むのが快感、という場合は、みっちりキレイに詰め込んだらいい良いと思います。
筆者のように空間認知能力が低く、どうもうまく箱詰めできない、という人は無理せずに。
どうせ、引越し後すぐに段ボールから取り出すので、「8割埋まったら次の箱」というくらいの気分で、おおざっぱに荷づくりしていきます。

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今回は、引越しの本番!「step4 荷づくり」で実際に荷づくりを行いました。次回は、いよいよフィナーレ!「step5 荷ほどき」で新居で生活できる状態にしていきます。
丁寧な暮らしや、モデルルームのように整った部屋に憧れはあっても。引越し作業に追われていると、何から手を付けたら理想の部屋ができあがるかわかりませんよね。
それに、家族みんなにとって暮らしやすい部屋は、モデルルームのような部屋ではないのかもしれません。このシリーズが、あなたや家族にとって、暮らしやすい部屋をつくるためのヒントにしてもらえるとうれしいです。
「丁寧っぽい暮らし」をめざす、トノエルでした。