「荷ほどき」が18時間でできる方法~転勤族トノエルの整理収納×ひっこし
8年間で8回の引越しをしてきた、整理収納アドバイザーのトノエルです。
この連載では、転勤族の筆者がたどり着いた、引越しの方法をご紹介します。
前回は、引越しの本番である「step4 荷づくり」で実際に荷づくりを行いました。
今回は、いよいよフィナーレ!
「step5 荷ほどき」で、新居で生活できる状態にしていきます。
「step5 荷ほどき」は全体図の中では、一番下にあります。
ここに取り組んでいきます。
この「転勤族トノエルの整理収納×ひっこし」の手順で引越した筆者宅の引越しの結果も公開します。
よろしければ、ご覧ください。
「荷ほどき」は、収納プランで計画した通りにやる!
引越し業者に「step3 収納プラン」のステップで計画したとおり、新居へ荷物を搬入してもらったら、荷ほどきをしていきます。
荷ほどきの順序は段ボールのラベルに記載のとおりで、収納場所は「step3 収納プラン」で計画したとおりです。
引越し前に用意周到に準備していれば、新しい家、新しい環境のなかでも、深く考え込まずに、スムーズに荷ほどきを完了することがでる……はずです。
荷づくりに17時間、荷ほどきに18.5時間。筆者宅の引越しにまつわる数字をまとめました!
用意周到に引越し準備をしてきて、実際にどれくらいの時間で荷づくりと荷ほどきを終えることができたのか、ご紹介します。

KY / PIXTA(ピクスタ)
1. 荷づくりにかかった時間
引越し1週間前の週末(2日間)に、子どもを預けて作業→8+7=15時間。
これでほとんどのモノは荷づくり完了。
引越し前夜と当日朝に、直前まで使ったモノを荷づくり→1+1=2時間。

Graphs / PIXTA(ピクスタ)
2. 荷ほどきにかかった時間
引越し後、転園準備などと並行しながら、1週間かけてゆっくり作業→1日2~3時間=18.5時間。

よっし / PIXTA(ピクスタ)
3. 荷物の量
自分で荷づくりしたモノは88個(段ボールL18+M40+S21+布団袋4+その他5)。
家具・家電など段ボールに入らず、引越し業者さんに荷づくりしてもらったモノは76個。
総計で164個になりました。
引越し業者さん曰く、4tトラック2台だったが、1台はスカスカだったので、実際は5t分くらいだったとのこと。
4人家族の引越しの荷物の量としては、決して少ないほうではなかったようです。
引越しとはいえ、気負わない精神で取り組んでもらえるのがオススメ!
長々と「転勤族トノエルの整理収納×ひっこし」をご紹介してまいりました。
ご愛読ありがとうございました。
5つのステップに分けて細かくお伝えしてみましたが、引越しはこのほかにも、いろいろとやることがありますよね。
家の契約、引越し業者の選定、役所への転出転入手続き、各機関への住所変更手続き、水光熱の停止と開始の手続き、子どもの転校転園など……。
ここに書きだしたのは、ほんの一部というくらい、たくさんやらないといけないことがあります。
それを全部こなしながら、今回ご紹介した引越しの方法をすべて丁寧にやり遂げるのは至難の業。
引越しまでにたっぷり準備の時間も気力もあるよ!という方なら、ぜひチャレンジしていただきたいですが、そうでない場合は、「整える」ほど丁寧じゃなく「トノエル」くらいでチャレンジしてもらえると幸いです。

引越し当日の筆者宅の様子。 筆者が開梱作業を始める前に、子どもたちにおもちゃを入れていた段ボールを開けられて、さっそく散らかされました
かく言う筆者も、気負わず「トノエル」精神で適当に引越してみました。
引越し後の生活で、暮らしにくさがあれば、そのつど見直せばいいや、というくらいの感じで。
整理収納アドバイザーの視点からまとめましたが、いかがでしたか。
- 引越しの予定がある方だけではなくて、
- 引越しして数年経つけど、まだ部屋の中がごちゃごちゃしているという方
- 引越ししたくらい大規模に、モノの整理収納や模様替えをしたい方
にも、何かのヒントにしてもらえたのならうれしいです。
「丁寧っぽい暮らし」をめざす、トノエルでした。