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なんでも大家日記@世田谷

カセットガスストーブは都市向き!非常用品の選び方【なんでも大家日記@世田谷】

 

チンク / PIXTA(ピクスタ)

こんにちは、「なんでも大家」のアサクラです。

前回は、非常食のリポートを中心にお伝えしました。

今回は、非常時に備えておきたいアイテムの数々について考えます。

うちのマンションの倉庫には、非常時の対策として以下のものが備蓄されていました。

  • 石油ストーブと灯油
  • 非常用トイレ
  • 非常用品の入ったリュック

どれも大事なものではありますが、いろいろと問題もあります。

 

※ 【なんでも大家日記@世田谷】過去の記事を読む

 

都市生活者が「灯油」を維持するのは非現実的

HIRO / PIXTA(ピクスタ)

まず、灯油と石油ストーブです。

3月11日の際、計画停電の対象エリアに住んでいた僕は、電気なしでは暖房器具の大半が動かないことを体感しました。

当時、部屋にあったのは石油ヒーター。

燃料に使うのは灯油ですが、使用には電気が必要なため使うことができず、布団にくるまって過ごしました。

そう考えると、電気なしで動く石油ストーブこそ震災時に不可欠な暖房機器であるかのように思われます。

Graphs / PIXTA(ピクスタ)

ところが、もし石油ストーブを震災時のために保管すると考えると、灯油もある程度、保管しなければならなくなります。

しかし、基本的に灯油は翌年に持ち越すことができません。

僕が住んでいる世田谷のようなエリアでは、石油ストーブを日常的に使用する方はほとんどいないでしょう。

となると、毎年、未使用の灯油をまるまる廃棄することになります。

これは資源的に見てもコスト的に見てもムダが過ぎます。

そこで、うちのマンションではカセットガスストーブを導入しました。

これなら、燃料の更新の必要もありません。

またカセットボンベはガスコンロでも使用でき、効率的です。

石油ストーブとくらべてパワー不足は否めませんが、都心生活者の備蓄としては現実的な選択肢だと思います。

 

「非常用トイレ」は、実際の使用を想定して備えるのが大事!

いうまでもなく、非常用トイレ(ポータブルトイレ)は必需品のひとつです。

うちのマンションの倉庫にも、トイレ本体とトイレットペーパーは備蓄されていました。

ですが、これではとても十分とはいえません。

まず、トイレにセットして汚物を固めて処理しやすくする凝固剤は必須です。

また、ポータブルトイレに絶対に必要なのが、目かくしです。

うちではいろいろと迷った末に、海水浴などで使用する折りたたみの着替えテントを購入しました。

これをポータブルトイレと組み合わせれば、緊急時のトイレ空間が確保できます。

このように、実際の使用を想定して備えることが大事だと思います。

 

非常時の水は貴重品!水を有効利用できるアイテムをそろえよう

カセットガスストーブ、トイレセットのほかに、うちの倉庫には以下のようなものを備蓄しています。

非常用品に歯ブラシを用意している方は多いと思いますが、水が使えない事態に備えて、口内の汚れをふきとるシートや、ドライシャンプーなどを用意しておくといいですね。

水道が使えなくなった場合、給水車などで水をもらう事態も考えられます。

バケツでも大丈夫ですが、利便性や衛生的な面を考えると、しっかりフタが閉められるものがよいでしょう。

折りたたんでしまえるものを選べば、しまうのにも場所を取りません。

そのほかにも、防寒用のアルミシートや、

汚れをふきとるためのウェットティッシュやタオル、ゴミをまとめたりするのに必要なビニール袋やラップなども必須です。

 

「非常用リュック」にはなにを入れておくべき?

SoutaBank / PIXTA(ピクスタ)

最後に、非常用リュックについて書きます。

中身については、時代ごとにアップデートされていくとはいえ、基本的に古いものでも非常時にはそれなりに役に立つとは思います。

うちのマンションの場合、問題だったのは、これが倉庫にしまわれていたことです。

地震があって身ひとつで逃げ出さねばならないときに、誰が倉庫まで行って開ける手間をかけるでしょうか?

非常用のリュックは日常の収納を多少犠牲にしてでも、すぐに取り出せる場所に置いておくべきです。

さて、我が家のリュックの中身はこんな感じです。

倉庫の備蓄と重複するものもありますが、リュックだけを持って避難する事態も想定してのことです。

ポイントとしては、電池で動く電化製品については、電池サイズをそろえるということです。

ラジオや懐中電灯、携帯の充電器など、どれも必須のものですが、考えずに集めてしまうと、単1~単4まで電池サイズがばらけてしまうことがあります。

いざとなったとき、電池サイズで困らないように、電池サイズをそろえるようにしましょう。

YNS / PIXTA(ピクスタ)

また、メガネをかけている方は、使わなくなったメガネを予備としてリュックに入れておくのを忘れずに。

2回にわたって災害時に必要となる非常用品について書いてきました。

ふだんの忙しい日常生活ではなかなか考える余裕もない方は多いでしょうが、この記事が万一の備えについて考えるきっかけになればと思います。

将来、ここで述べた話がすべて杞憂だったと振り返ることを祈っています。

 

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