ガス代が大幅カット!圧力鍋の余熱調理で光熱費も時間にもゆとりができるコツ
今冬は毎日、各地で記録的な寒さが続きます。電気の使用量と併せて冬はガスの使用量も上がりますね。
今回は冬の家計をアップさせる光熱費「ガス代」を無理なく節約する、圧力鍋を使った光熱費もカットできて時間にもゆとりがもてる工夫について紹介します。
主婦に聞いた!あなたのガスの節約方法は?

TAKA / PIXTA(ピクスタ)
記事を書くにあたり、筆者の周りの主婦(30~60代)数人にガス代節約アンケートを取りました。
結果は以下の通りです。
- ガスコンロ使用時の火力は鍋底から出ないようにする
- 洗髪時にシャワーを出しっぱなしにしない
- お風呂は家族が続けて入り、なるべく追い炊きをしない

春風清 / PIXTA(ピクスタ)
省エネが当たり前の時代のせいか、どのお宅も素晴らしい心がけです。
小さな事でも、月単位、年単位で考えると金額も変わってきますね。
筆者もできる限りの自分の思いつく省エネ対策はしていましたが、ガス代を減らせないものかと、思案したきっかけは以前住んでいた家の事情でした。
■都市ガスにないメリットもある!だけど「LPガス」は高かった!

白熊 / PIXTA(ピクスタ)
一軒家やアパートに多い、LPガス(プロパンガス)ですが、筆者の以前の家がLPガスでした。
下の画像はガスの検針票です。
使用月は異なりますが同じ使用量で1か月の金額を比較してみました。
LPガス(写真左) 8.0平米/6,950円。
都市ガス(写真右) 8.0平米/1,761円。
LPガスの価格は都市ガスの3.9倍以上でした。
「一般財団法人日本エネルギー研究所石油情報センター」のサイトにある価格情報によると、LPガスは地域と月により価格差があり、販売店によっても価格が異なります。
都市ガスの方が圧倒的なコストパフォーマンスですが、LPガスのメリットもあります。
- 火力が強い!→中華など、強火が命の調理ができ本格的な料理が作れます。
- 災害時の復旧が早い!→広域災害のとき、器具などの安全確認ができれば直ぐに使えます。
どちらのガスを使っていても省エネは大切です。
次に筆者がコツコツ続けているガスの省エネ方法をご紹介します。
■朝の時間もゆったり!圧力鍋の「余熱調理」は省エネで時短調理も

Daniel Krason / PIXTA(ピクスタ)
筆者はいつも圧力鍋でごはんを炊きます。
ほかにも煮物、蒸し物など日々の調理で圧力鍋が大活躍。
圧力鍋は短時間調理なのでガスの点火時間が少ないため、かなり省エネなのですがさらにひと工夫。
ごはんを炊く時、たまにやる技ですが、カットした芋類をアルミホイルに包み一緒に蒸し芋を作ります。

芋は2~3cm程度の厚みに切って調整してください
下準備としては、ジャガイモやサツマイモも数分間水にさらし、水気を切っておきます。
蒸し芋はポテトサラダ、バター焼きや汁の具など使い勝手良い食材になります。
ごはんを炊きながら下ごしらえができ時間と手間も省けますね。
お芋だけを茹でる、レンジでチンするとガス、水道や電気代が芋づる式にかかるのを省けます。
蒸し芋作りは炊飯器や土鍋などでも応用できます。
■まだあるオススメ省エネ調理法
冬の時季オススメの調理法はもう1つ、ご紹介します。
これは、夕食の片づけなどのついでに翌朝の味噌汁やスープを9割仕上げる方法です。
鍋に出汁と野菜などの具材を入れ火にかけ沸いたら2~3分加熱して火を止め、ふたをしておしまい。
余熱で火が通り、慌ただしい朝も火にかけ味噌を入れるだけでお味噌汁完成です。
スープの場合は夜のうちに調味するので、朝は温めるのみです。
具材を刻んで火にかけるのを夜のうちに行えば、余熱と時間が翌朝の自分の家事を
サポートしてくれますよ!
ただし、梅雨や夏などの食べ物の傷みやすいときにはオススメできません。

中にワタが入っており、構造は布団と同じ
また、筆者の友人オススメの昔からの「余熱調理法」もあります。
「鍋帽子」(なべぼうし)というティーコゼーに似た、鍋に被せるウォーマーです。
画像は友人所有の鍋帽子。
お母様から譲り受け、ほっこりした雰囲気で可愛いですね。
鍋を火にかけ少し煮てから火からおろして鍋帽子をかぶせるだけ。
冬はおでんや煮物作りに重宝するそうです。
いかがでしたか。
鍋や具材の熱を上手く利用して、ガスの省エネとすれば思わぬ時間のゆとりが、きっと生まれますよ!