賃貸物件のキャンセルは申し込み後でも可能!物件申し込みの解消方法
これから春に向けて、新社会人や学生の新入生、サラリーマンの転勤などが節目となる3月が引越しのピークになってきます。
今回、筆者も引越し先を決めるにあたり、つい先日、物件が決まりました!
実は、物件が決まる前にすでに申し込みをしていた他の物件をキャンセルすることになったのです。
その時の経験をふまえて、今回は物件申し込みの解消方法などをご紹介します。
契約日前日にピンとくる新物件情報が舞い込む!

i-flower / PIXTA(ピクスタ)
現在、品川区に住んでいるのですが、そろそろ東京から離れて暮らしてみたいという思いが夫婦ともにあったので、都会にもすぐ出られる鎌倉を中心に約5か月にわたって物件を探していました。

xiangtao / PIXTA(ピクスタ)
担当者が言うには、物件が出やすい地域ではないからこまめにチェックする必要があるらしく、常にネットで情報をチェックして、気になる物件があれば見にいく、という繰り返しでした。
しかし、日がたつにつれて、だんだんと焦ってきます。
4軒目で、築8年の戸建住宅で3SLDK(107.64平米)、家賃21万6,000円の物件が出たので、さっそく内覧に向かいました。
鎌倉駅から徒歩25分かかるけれど、住んでしまえば慣れると聞いていたし、食洗機もあるし、駐車場も2台あるし、条件的には悪くなく「なんだか良さそう」と思い、申込することに。
無事に審査も通り、あとは契約するだけ!となっていたのですが……。
申し込み物件は法律的には契約書にサインするまではキャンセルできる
申込をしていた物件の契約前日に、違う仲介業者から「築9年の戸建住宅4LDK(108平米)で家賃が18万円」という間取り図だけの写真だけ送られてきました。

3LDKを子ども部屋増設のためリフォームされている
間取り図だけを見てピンときたので、一旦契約日を延期に。
情報が入った次の日に内覧に行き、やっぱりこっちだ!となったので申し込みすることになりました。
すぐに審査が通ったので、前の申込物件をキャンセルすることにします。
さて申込キャンセルですが、契約前であれば法律的にはOKです。
ただ業界的には、すでに募集も停止しているし、賃料発生が遅くなってしまうので、あまりしてほしくないことです。
また契約後のキャンセルになると、支払った契約金のすべては返ってきません。
仲介業者に「よりピッタリな条件の物件に出会ったから」と正直に伝える

teresa / PIXTA(ピクスタ)
ネットで検索していると、「1か月分の賃料を払った」などというトラブルの書き込みも見つけてドキドキです。
断り方ですが、これはもう正直に言うのが一番だと思います。
「よりぴったりな条件の物件に出会ったので、申し込みをキャンセルさせてほしい」とキャンセルの旨を伝えました。
すると仲介業者からは、「契約前なので特にキャンセル料などはありません。ちょっと怒られるくらいかと思います(苦笑)」と、電話ごしから悲しそうな声が聞こえてきて辛かったです。
また、どの物件か、どこの仲介かなどはまったく聞かれませんでした。
いい仲介業者の人でありがたかったです。
焦りは禁物!こだわるならピンときた物件にする

freeangle / PIXTA(ピクスタ)
今回の反省は、時期も迫ってきて焦ったのが原因だったのかなと思います。
条件は良くても、家の周りの雰囲気なども大事と思っている筆者は、ピンと来る物件までじっと待つのが一番だと思いました。
転勤の辞令などが出ると、引越まで時間もなく大変ですが、理想の家を自分でイメージできるところまでリストアップしておくのがいいですね。