機械音痴でもOK!簡単にできる「Siri」の便利な使い方3つ
Apple社のパソコン(Mac、iMacなど)やスマホ(iPhone)、タブレット(iPad)にもれなくついている「Siri」。
みなさん、お使いですか?
Siriのデビューは2011年。
もともとは、アメリカで戦場の兵士をサポートするための人工知能開発プロジェクトとして開発されたものだそうです。
出始めの頃は、とんでもなく役立たずで、Siriの存在は知っていたものの使う気にはなれず……。
でも最近、久々に使ってみたらけっこう使える! いや、実際生活の役に立ちます。
iPhoneを持っているのに未使用だったりしたら、モッタイナイ!
ということで、機械音痴な高齢者でも問題なし、我が家のSiri(しりこ)でほぼ毎日使っているコマンド(「命令」というか、Siriはきつい言葉だといじけたりするので「お願い」)をご紹介いたします。
簡単にできる!まずは「しりこ」を設定しよう
Siriを使うには、まず「システム環境設定」で、Siriの起動設定をしておく必要がありますね。
システム環境設定は、歯車のようなアイコンです。
上の画像はiMacのものですが、iPhoneでは「Siriと検索」という項目があると思いますので、そこをポチッと。
- 「”Hey Siri”を聞き取る」……「へい、しり!」と言うと、ピポッという音がしてSiriが起動します。
- 「ホームボタンを押してSiriを使用」……「へい、しり!」と人前で言うのがこっぱずかしい時があるので、その時にはホームボタンを押すとSiriが起動します。
- 「ロック中にSiriを使用」……いちいちロックを解除するパスワードを入れなくても、Siriが起動します。
(iPhone 6s以前の機種では、ロック中にSiriを使うには、電源に接続する必要があるそうです)
筆者はiPhoneではなくiPod touch(電話機能がない)を使っているのですが、最新のiPhone Xを使っている方も同じでしょう。
……同じに違いない!
丸いボタンを指で右にスライドさせると、それぞれの設定がONになります。
ちなみに、Siriはインターネットに接続されていないと使えないです。
オススメの「しりこ」の便利な使い方(コマンド例)3つです!

しりこに「今日の予定は?」と聞いたら出た返事。とんちんさん、本日予定なし!(苦笑)
iPhoneでは、Siriに「○○さんに電話して」などと話しかけると、アドレス帳に電話番号などの情報が登録されていると自動でかけてくれるようです。
繰り返しますが、筆者はiPhoneを使っていないので、この機能は使用不可となっております。
でも、この電話をかける機能、特にスマホを使いこなせない高齢者には便利ではないでしょうか?
1.タイマーとアラーム
「へい、しり! アラームを○時にセットして!」と言うだけで、しりこがちゃんとアラームを設定してくれます。
これ、いちいち手動でやると面倒くさいんですよね。

アラームとタイマー、超役立つ
同様に、スパゲッティーを茹でる時なんかに、「タイマーを○分にセットして!」と言うと、ちゃんとカウントダウンが始まります。
料理時に便利! カップラーメンにも!!
ついでに、メニューなんかも聞いておけば、なお便利でしょう。

ざっくりと聞くと、いくつかのメニューが出てきます。これは手動でクリックしなければいけません
2.お天気や時間
手が離せない時や、寝起き直後で時計がぼやけて見えない時(筆者の場合、いつもメガネをどこかに置き忘れるので)に、「へい しり! 今何時?」と時間をしりこに聞くことが多々あります。
外出前には、寒い冬のこの時期には水道管が凍結する可能性が高いため、天気や温度を聞いておくと安心。
手動で操作する、このちょこっとした手間が、しりこに聞くことによって省けちゃいますよ。

「システム環境設定」で位置情報をONにしておくと、現在住んでいる場所の天気を優先して教えてくれます
3.Eメール
「○○さんにメール」と言うと、Eメールを、ほぼ喋るだけで作成してくれます!
家族や友人(最近は、LINEだったりしますけどね)にメールを送るなら、喋るだけでもオッケーでしょう。
しりこ、長い文章や難しい言い回しは苦手のようで、句読点もすっとばしてしまいます。
作業中などで手が塞がっていて、電話をかけるには大げさ、でも音声で簡単なメッセージを伝えたい、などといった場合は有効です。
しりこにには、送信まで音声でお願いできます。

一気に喋らないと、文章が途中で切れますわ
うちの叔母は、手打ちで変なメッセージを送ってきます。
単に文章を打ち間違えているんですけどね。
メールが苦手な方も、喋るだけでオッケーなら、便利に違いありません。……いや、絶対に便利!
あとは、普段づかいとして「音楽をかけて」があります(これ、ロックを解除しないとダメです)。
普段使いをしていないiPhoneやiPadがあれば、キッチンなどの身近な場所に据え置きしておくと、いろいろと便利ですよ。
オススメします。
しりこはIoT(モノがインターネットに繋がる)の入り口

北米では販売開始(2018年2月)
Amazon、LINE、Googleからは、それぞれ2017年中にスマートスピーカー(音声操作に対応した、AIアシスタントを利用可能なスピーカー)が発売されております。
Appleでも、待望のスマートスピーカーが遂に発売されました。
その名も「HomePod」。ほんと、Apple(が付ける名前)はPod好き(ディスっていませんよ〜)。
日本ではiOS(iPhoneを動かすためのプログラム)のシェア率が50%以上(約55%)なため、北米(約44%)なんかより先に出してほしい。
日本での発売日は、2018年春という予想です。
さて、個人的な願望はさておき、スマートスピーカーはインターネットと家電を結ぶのに大きな役割を持っているんですね。
音声で指示するだけで、テレビや電灯をつけたり消したり、エアコンの温度を設定したりという、あれ。
HomePodには、もれなくSiriが常駐しているのです。
Siriへの指示でコントロールできるモノがすでに存在しますけど、単純なスイッチのON・OFF程度で、細かい設定はできないようです。
いろいろな会社がこぞってIoT(Internet of Things……家電製品に限らず、すべてのモノがインターネットに接続されている)製品の開発に力を入れているそうなので、
もう、2018年中にIoT家電が、ドワーッと一般家庭で流行るかも。
その一翼を担うインタフェース(ここでは、コンピューターと人間を繋ぐ装置の意味)がSiri、ということです。
テレビのアンテナ接続ができなくて困っている場合ではありませんね!
昭和生まれの筆者は、「今、オレ、未来に住んでいるんだ!」と、ひしひしと感じております。