キッチンの時短家事、料理がしやすくなる収納術ポイント3つ
1日の家事の中でも、キッチンで作業する時間が多いと思います。
もっとスムーズに楽に作業するために、「時短家事」や「楽チン収納」の特集を見て真似てみても、なかなか思うようにいかなかったご経験のある方、多いのではないでしょうか?
大事な点は、「自分の暮らしにあっていること」。
今回はそれを見つけるためのポイント3つをご紹介します。
1.毎日毎日の繰り返しで出てくる「イラっとポイント」を探ってみる!

freeangle / PIXTA(ピクスタ)
まず、毎日の暮らしの中で、小さな小さな「イラっとポイント」を見つけてみましょう。
筆者の場合はキッチンで使う「手拭きタオル」に注目してみました。
キッチンでお弁当を作ろうと手を洗い、その時に新しいタオルを出すのですが、その時にとても小さな「面倒くささ」を感じていました。
画像奥のタオルバーにタオルを掛けるのですが、当初そのタオルの収納場所は1の引き出し。
タオルを出しに行って、戻ってきて、掛ける。
移動距離はたったの5歩くらい。
わずかな事なのですが、なんとなくスムーズではないと感じたので、2の引き出しの中を整理して、タオルの収納場所を作りました。
「あ、タオルがないわ」と思ったら、その場で引き出しを開けて、出して、掛けるだけ。
一歩も動かなくていいこの仕組み、なんてスムーズなのでしょうか!
もともとタオルを収納していた1の引き出しにもスペースに余裕が生まれ、子ども達が多用する収納袋をゆったりと収めることができ、こちらも使いやすくなりました。
2.意外にキッチンでは無駄に動いている!? アクションの数にも注目です!
続きまして、こちらの保存容器の収納です。
炊飯器に残ったご飯をいれて冷凍するために使うことが多いので、炊飯器の上の吊戸棚に、吊戸棚ストッカーを使って収めていました。
一歩も動かない場所。使いやすいはずでした。
ところが、どうも面倒くさいのです。
なぜでしょうか。
それは、「ご飯を冷凍しましょう」と思ってから、
- 吊戸棚を開けて、
- ストッカーを下ろして、
- 保存容器を出して、
- ストッカーを戻して、
- 吊戸棚を閉める。
それから、やっとご飯を入れることが出来るのです。
5つの工程があるなんて遠い道のりでしょうか。面倒に感じて当たり前です。
そこで、炊飯器の下の引き出しに、保存容器をしまうスペースを作りました。
ここなら、引き出しを開けるだけの「ワンアクション」で保存容器を取り出すことが出来ます。
もともとこちらにあった大皿は、吊戸棚へお引越しです。
重いものですが、使用頻度はとても少ないので、使うときに踏み台にのって取り出す作業はストレスになりません。
重いものは下、軽いものは上、という固定概念から少し離れて、使用頻度の高いものを優先してみるのも一つの方法ですね。
3.自分ではなかなか気づかないが、意識的に楽チンにできることを考えてみよう

Graphs / PIXTA(ピクスタ)
一度収納して暮らし始めてしまうとそれが当たり前になってしまいますし、自分ではなかなか気づかないことも多いものです。
ですが、「もう少し楽になるかも!」というポイントに注目して、ちょっと手を加えるだけで、暮らしはずいぶん楽になるものです。
そんなに暮らしを楽にしてどうするのか?
もっと遊びたい、もっとゆっくりしたい、もっと自由でいたい……。
人それぞれ、さまざまな目的があるとは思いますが、共通して言えるのは、もっと楽になったら、もっと笑顔が増える!ということではないでしょうか?
ぜひ、楽チンでハッピーなおうちを目指して「我が家にぴったりな工夫」を見つけてみてくださいね。
ライフオーガナイザー® 森下敦子