雛人形は”飾らない派”が増えてる!? イマドキの「ひな祭り」の楽しみ方
いよいよ今日から3月ですね。3月3日は桃の節句。
女の子の行事のひな祭り、お祝いの仕方はさまざま。
特に現代では、住宅事情などから雛人形を飾らない家庭も珍しくないこと、ご存知でしたか?
イマドキの「ひな祭り」の楽しみ方をご紹介します。

ぱぱ〜ん / PIXTA(ピクスタ)
ひな祭りの由来と雛人形の意味って?

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そもそもひな祭りの歴史は古く、無病息災を願ってお祓いする行事で、なんと平安時代の中ごろから始まったとされています。
そのころの宮廷の婦人や子どもたちの間では、紙人形と身の回りの道具をまねた玩具を使った遊び、”ひいな遊び”が行われており、
”無病息災のお祓い”と”ひいな遊び”が結びついたものが、現在の”ひな祭り”の起源とされています。
そんなひな祭りに欠かせないのが”雛人形”。
女の子の健やかな成長を願い、将来幸せな結婚ができるようにと願いを込めてお雛様を飾るのです。
飾る時期は立春(2月4日)から、2月中旬にかけて飾るのが一般的なようで、3月3日を過ぎるとしまいます。

しげぱぱ / PIXTA(ピクスタ)
「何歳まで飾るか」については、地域の風習や家庭によっても様々。
結婚するまで、という家庭もあれば、筆者の実家のように、子どもが巣立っても毎年雛人形を飾っている家庭もあるはず。
実際は”何歳まで”という決まりはなく、何歳になっても飾っていいそうです。
しかし、この雛人形。
近年では”飾らない派”も増えていると聞きますが実際はどうなんでしょうか?
雛人形を”飾らない派”が増えている!?

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ある調査では、なんと半数近くの家庭が”雛人形を最近飾っていない”と回答しています。
子どもが人形を怖がる、人形を飾る、仕舞う、虫食い防止などのメンテナンスが面倒、などの理由はよく聞きますよね。
しかし現代では、飾るスペースと仕舞っておく場所がない、年に1度の行事のために場所を空けるのは難しい、といった住宅事情により飾らない派が増えているよう。
確かに、百貨店などで販売されている雛人形を見ても、昔よりずいぶんコンパクト。
アクリルやガラスケースに入ったものが多い、という印象を受けますよね。
現代の雛人形は住宅事情を鑑み、出しやすく、しまいやすいものがキーワードのようです。
ちょっとした工夫で華やかに。雛人形を飾る以外の楽しみ方って?
”雛人形を飾る”ことが難しくても、女の子のための”ひな祭り”は、お祝いしてあげたいですよね。
ちらし寿司や蛤のお吸い物、ひな祭りケーキ、ひなあられなどを囲ってホームパーティーをするだけでもグッとひな祭りの雰囲気は楽しめますが……。
最近では、インテリアアイテムとしてのコンパクトでオシャレな”ひな祭りアイテム”もあり、
お部屋の雰囲気とマッチした雛人形を飾ったりするのも素敵!
また、桃の花には”厄除け、邪気払い”の意味があるので、
”桃の花”をお部屋に飾るという方法や、桜モチーフのアイテムを
お部屋に飾るのもオススメ。
ひな祭りに関係するアイテムって桜色などの明るくキレイな色が多いので、
それだけで春の訪れを感じられ、幸せな気持ちになりますよね。
雛人形を飾らなくても、お部屋のちょっとした工夫でひな祭りを楽しむことは可能。
いろんなアレンジで楽しみたいですよね。

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いかがでしたか?
筆者宅では、マンションのためコンパクトな雛人形を飾っています。
コンパクトと言えど、やはりそれなりに場所を取ってはしまうのですが……。
娘の雛人形を見つめる嬉しそうな姿を見れば雛人形を飾ってよかったな、と思います。
ご家庭に合った方法でひな祭りを楽しんでみてはいかがでしょうか?
(written by たかこ)
【参考】