長女(5歳)と長男(3歳)の子育てを、平日はほぼワンオペで行っている、整理収納アドバイザーのトノエルです。
この連載では、防災の専門家ではない主婦が、家族を守るために考えた、もしもの備えをご紹介します。
この備えを構築したのは2年前。
子どもが成長し、引越しをした現在も、年に2回見直ししているので、その状況も合わせてご紹介していきます。
以前に、筆者の家の非常用持出袋の中身32アイテムの内の8アイテムをご紹介しました。
今回は、その引き続き8アイテムをご紹介します。
あなたの家の、非常時の備えはどうされていますか?
もしものときのために備えておかないといけないとは思いつつ、まだ何もできていないという方に、こんな一例もあるよと参考にしてもらえるとうれしいです。

kase / PIXTA(ピクスタ)
以前にご紹介した「非常用持出袋」の8アイテム
以前にご紹介したのは、以下の8アイテムでした。
(1)水2L
(2)親族の連絡先一覧と家族写真のカード
(3)息子の常備薬と薬の名前
(4)おむつ×4枚
(5)おしりふき
(6)アルコール除菌シート
(7)子どもの着替え一式×2名分・大人の下着×2名分
(8)タオル×4枚
これらのアイテムは、2年前に非常持出袋に入れてから、半年に1回見直しをして適宜交換しています。
「非常袋」に入れてから、2年間一度も交換なし!入れっぱなしにしている8アイテムとは?
次にご紹介するのは、以下の8アイテムです。
これらのアイテムは、2年前に非常持出袋に入れてから、一度も交換していません。
念のために半年に一度の見直しで、使用できる状態か確認しています。
今後の見直しでは、交換するタイミングも出てくると思います。
(9)新聞1部
体に巻いて防寒ができたり、吸水力と防臭効果でトイレに活用できたり、火種にしたり、巻いて棒状にしたものを怪我をしたときの添え木代わりにしたり。
新聞紙の活用法はたくさんあると聞きます。
我が家は新聞を購読していませんが、いろんな機会で筆者宅にやってきた新聞は、一定量を自宅に保管しておくことにしています。
非常持出袋にもう少し余裕があれば、量を増やしたいアイテムです。
(10)お金(小銭も)
非常時も、ないよりあったほうがいいのがお金。
災害時はATMも長蛇の列になると聞きます。
被災地で公衆電話が無料で利用できるような措置がとられることもありますが、小銭もあると安心ですね。
(11)大きいポリ袋×4枚
体に巻いて防寒ができたり、バケツにかぶせてトイレ代わりにできたり、水を運んだり。
大きなポリ袋も活用方法がたくさんあるようです。
(12)高密度ポリエチレン袋×10枚
調理に使えたり、箱などにかぶせて食器代わりにしたり、出血時の応急処置に使えたりするようです。
非常時に覚えておくと役立つ、高密度ポリエチレン袋を使用した「パッククッキング」の方法は、このシリーズでも後日ご紹介する予定です。
(13)クッション付きレジャーシート
冷たい床に敷いたり、体に巻いて防寒ができたりするので、最適です。
100円ショップでも購入できるので、ひとつあると便利そう。
(14)ナプキン×2枚
もしものときにも、月のものがくるかもしれません。
下着を変えられないときにも活用できそうです。
(15)油性ペン
ボールペンや水性ペンよりも、目立って消えにくいので、メモや伝言を書くのに役立つようです。
(16)おりがみ
避難生活で無視できないのは子どもたちのメンタルケア。
ほんの少しですが、がさばらなくて音も出ない、遊びの道具を非常持出袋に忍ばせています。
いかがでしたか?
非常持出袋の中身を1つずつご紹介しようとしたら、とても長い記事になってしまったので、4回に分けてご紹介しています。
今回は、筆者の家の非常用持出袋の中身32アイテムのうち8アイテムをご紹介しました。
丁寧な暮らしに憧れがあっても。まず大切なのは、家族と自分の命。
日々の暮らしと、防災、どちらかに偏ることなく、ほどよいバランスを見つけていきたいですね。
このシリーズが、あなたの家のもしもの備えについて考えるきっかけや、ヒントにしてもらえるとうれしいです。
「丁寧っぽい暮らし」をめざす、トノエルでした。