長女(5歳)と長男(3歳)の子育てを、平日はほぼワンオペで行っている、整理収納アドバイザーのトノエルです。
この連載では、防災の専門家ではない主婦が、家族を守るために考えた、もしもの備えをご紹介します。
この備えを構築したのは2年前。
子どもが成長し、引越しをした現在も、年に2回見直ししているので、その状況も合わせてご紹介していきます。
以前の回と前回に、筆者の家の非常用持出袋の中身32アイテムのうち16アイテムをご紹介しました。
今回も引き続き、さらに8アイテムをご紹介します。
あなたのお家の、非常時の備えはどうされていますか?
もしものときのために備えておかないといけないとは思いつつ、まだ何もできていないという方に、こんな一例もあるよと参考にしてもらえるとうれしいです。

kase / PIXTA(ピクスタ)
これまでにご紹介した「非常用持出袋」の16アイテム
これまでにご紹介した16アイテムはこちらです。
(1)水2L
(2)親族の連絡先一覧と家族写真のカード
(3)息子の常備薬と薬の名前
(4)おむつ×4枚
(5)おしりふき
(6)アルコール除菌シート
(7)子どもの着替え一式×2名分・大人の下着×2名分
(8)タオル×4枚
上のアイテムは、2年前に非常用持出袋に入れてから、半年に1回見直しをして適宜交換しています。
(9)新聞1部
(10)お金(小銭も)
(11)大きいポリ袋×4枚
(12)高密度ポリエチレン袋×10枚
(13)クッション付きレジャーシート
(14)ナプキン×2枚
(15)油性ペン
(16)おりがみ
こちらの8アイテムは、2年前に非常用持出袋に入れてから、一度も交換していません。
念のために半年に一度の見直しで、使用できる状態か確認しています。
今後の見直しでは、交換するタイミングも出てくると思います。
こちらの8アイテムも「非常用持出袋」に入れっぱなし状態のものばかり!
今回ご紹介するのは、この8アイテムです。
これらのアイテムは、2年前に非常用持出袋に入れてから、ほぼ入れっぱなし。
念のために半年に一度の見直しで、使用できる状態か確認しています。
(17)サバイバルナイフ
かさばらないように、小さなサイズを選びました。
はさみ、ナイフ、やすりが出てきます。
小さくてもいざというときに役立つように、本場スイスのマルチツールの老舗Victorinox(ビクトリノックス)のモノです。
こちらは、非常用持出袋に入れるために購入しました。
(18)布ガムテープ
ケガをしたときに清潔な布を挟んで貼れば絆創膏代わりになったり、骨折時に添え木を固定したり、連絡メモとして油性ペンで書いて壁に貼ったり……。
何かと使えるガムテープ。
紙製のクラフトテープよりも強い布製のモノのほうが、災害時に役立つようです。
(19)笛(IDカード入り)
助けを求めるときに、大声を出し続けるより効果的。
すぐに手に取れるように、非常用持出袋の中には入れこまず、紐でくくり付けています。
笛の中には氏名・住所・連絡先電話番号の書いたIDカードが入っています。
昨年引越した際に、IDカードの内容を書き換えました。
(20)マスク×2
感染予防にも、粉じん吸入予防にも、ノーメイクを隠すのにも使えます。
子どももマスクを着けていられるようになったので、子ども用のマスクも追加しました。
(21)ゴム軍手
割れたガラスの処理には布製のモノより、ゴム製や革製のモノのほうが良いそうです。
避難時にサッと取り出せるように、非常用持出袋のポケットに入れています。
(22)トイレットペーパー
災害時のトイレ問題。清潔に保つためにも、トイレットペーパーは欠かせませんね。
(23)レインコート大人×2着・子ども×2着
雨除けにも、防寒対策にもなりますよね。
家族の人数分、非常持出袋に入れています。
(24)アルミブランケット×4枚
驚くほどコンパクトで非常用持出袋に入れても場所をとりません。
広げると大きくなるので、毛布のように被ったり、シートやマットの下に敷いたりと、防寒対策に役立ちそうです。
2年前に非常用持出袋の中身を見直す前は、何も考えずにアウトドア用に所有していた寝袋をひとつだけ詰め込んでいました。
4人家族となり、どう考えても寝袋1つを4人で使うのは無理でした。
それに、寝袋が非常用持出袋の3分の1ほどのスペースを使っていたこと。
そんな理由から、寝袋を入れるのはやめました。
その代わりに、この非常用のアルミブランケットを購入したしだいです。
いかがでしたか?
非常用持出袋の中身を1つずつご紹介しようとしたら、とても長い記事になってしまったので、4回に分けてご紹介しています。
今回は、筆者の家の非常用持出袋の中身32アイテムの内8アイテムをご紹介しました。
次回も、引き続き、非常用持出袋に入れているアイテムをご紹介します。
丁寧な暮らしに憧れがあっても。まず大切なのは、家族と自分の命。
日々の暮らしと、防災、どちらかに偏ることなく、ほどよいバランスを見つけていきたいですね。
このシリーズが、あなたの家のもしもの備えについて考えるきっかけや、ヒントにしてもらえるとうれしいです。
「丁寧っぽい暮らし」をめざす、トノエルでした。