ベランダでの栽培も問題なし!? 土袋に直植え栽培でできる野菜づくり

都会では、狭いながらもベランダの空きスペースを利用して、花やちょっとした野菜を育てている方がたくさんいるようですね。

筆者は花どころか、屈強なサボテンさえ枯らしてしまうモノグサ人間なため、プランター栽培なんて全く興味がなかったのですが、東京から岩手県某市の田舎に引っ越してから興味を持ち始めました。

なんせ、周りが田んぼや畑だらけ!

とある日の同僚との会話です。

「○○さん、なんか野菜、作ってます?」

「そうね、トマトとかオクラとか…。簡単よ。野菜なんか、土の袋に直植えでできるわよ」

え!?

培養土の袋に、直に植えるのよ!

トマト

 

 

誰でもできそうな、培養土袋の直植え栽培

培養土袋

ちゃんと生えました

ちょっと考えてみれば、培養土を袋から出してプランターに入れ、それで花や野菜が育つんですから、袋に直に植えて育たないはずがありません。

いや、育つ!

きれいな花は見栄えが大切ということで、おしゃれに花壇や鉢で育てるのがいいでしょう。

しかし、野菜は収穫が目的ですから、栽培の過程でお見苦しい点があっても問題なし!!

ネットで調べると、日本のあちこちでこの土袋直植え栽培が行われている模様なのです。

そこで、軽い気持ちでプチトマトとオクラ、スイカを栽培してみることにしました(……2017年の春から夏にかけて)。

培養土

培養土。肥料入りで、すぐに使えます

最初に用意するのは、培養土が入った袋野菜の苗です。

培養土の袋は、透明だと陽が当たりすぎて暑さで根がやられてしまうので、白いもの(中は黒い)が良いとのこと。

野菜の苗は、春が来て暖かくなると、ホームセンターでいろいろな種類のものが店頭に並びます。

種から植えてもいいんですけど、発芽させるのが手間なので、苗から育てたほうがよさげです。

なにしろ家は田舎にあるもので、周りは農家だらけ。

近所に、農家向けに野菜の苗を販売しているところがあり、そこで購入したのが上記の3種類。

温室

南向きで日当たりがいい、温室みたいなやつ。なんて名称?

植える場所は、平屋の筆者宅(中古住宅)の裏に買った時からあった、温室みたいな場所。

以前、父所有の農家の畑にキャベツとブロッコリーの苗を植えた時に、芋虫に葉を全部食べられてしまったことがあったもので、閉じた空間の方が安心です。

苗

培養土の袋に穴を開け、そこに苗を植えます

苗を植えるのは簡単!

ホームセンターで買った培養土(15L)の袋に小さめの穴を開け、そこに植えるだけ。

プランター代わりの袋が、雑草除けとしても役立ってくれます。

培養土には、野菜によって肥料や土質が違うものがあります。

自分が育てたい野菜に合ったものを選ぶか、汎用性のある一般的な培養土を選ぶといいんじゃないでしょうか。

袋の下部に水抜きの穴を開けることも、お忘れなく。

尖ったキリのようなもので、ぷすぷすと底にいくつか小さな穴を開けておきます。

オクラの花

オクラの花。初めて見ました

……適当に水やりしていたら、順調に育ってきました。

何週間かすると、オクラとスイカの花が咲きました。

スイカは早朝に花が開くみたいで、昼頃に起きると、すでにしぼんでいます。

スイカの花

スイカの花は黄色いのか!

蝶々やハチが入りづらい空間なため、また、風も吹き込まないので、このままでは受粉しません。

小学校で習った記憶が甦ったため、指で雌しべに雄しべの花粉をくっつけてみます。

花

指じゃなく、筆でやるといいかも

実

オクラは、花が枯れ落ちて、実がつきました

スイカ

スイカの方は、花がしぼんで胴体(?)が膨らんできました!

スイカ

ズッキーニみたいですが、スイカ

気温が上がってくると土がすぐに乾いてしまうようで、朝晩の水撒きは欠かせませんね。

室温が高くなりすぎないよう、窓を開けて風通しもよくします。

葉が黄色くなってきたため、肥料も追加。

けっこう、手がかかりますね!

トマトの肥料

100均ショップでも売っている肥料

トマト

トマトは上に伸びるようで、100均ショップで買った支柱を刺しました

スイカ

地面のコンクリートが熱くなっていたため、袋の下に台を入れて空間を作りました

 

培養土袋の直植え栽培、舐めてました

苗

生えればいいってもんじゃないらしい

結論です。

プチトマトは、うまくいきました。

スーパーのものと比べると、とても味が濃くて美味しい。

オクラ……いつの間にか旬がすぎて固くなっていました。

なので、一度も食べられなかった! ただ、やたらと実がつきました。

たくさんオクラの種が採れたので、2018年の春以降、植えてみたいと思います。

トマト

濃厚なお味でした……

オクラ

オクラ、いつ食べていいのかわかりませんでした。放っておくと、固くなって干からび、タネがたくさん採れます

スイカは、大失敗です。

一袋にいくつも実をつけると、栄養が足りなくなるみたいです!

小さい風船のように膨らんだ後はさっぱり大きくならず、そのうちコンクリートの反射熱で煮えてしまいました。

スイカは、一袋に苗ひとつがよさそう。

それに、培養土は一番大きな袋を買った方がよかったかもしれません。

スイカ

masa / PIXTA(ピクスタ)

……スーパーで売られているスイカ、高い理由がわかった気がしました。

初心者は、ほうれん草や小松菜などの葉物や、にんじんにゴーヤなどの育てやすそうな野菜から初めてみると失敗しないかも。

野菜

koji / PIXTA(ピクスタ)

以上、2017年春から夏にかけての出来事でした。

3月には、水菜・小松菜・パセリ・ルッコラ・ネギなどの葉や茎を食べるものと、にんじん・カブ・二十日大根などの根を食べるものの植え付けがスタートできるそうです。

土袋での直植え栽培、始めるなら今でしょう!?