「コーヒーかす」で解決!鉄のフライパン&スキレットの臭いを簡単に消す方法

フライパンはとても軽い無印良品。スキレットはタフなLODGE製
フライパンは手頃な価格のものを定期的に買い替えていくか、長く使えるものを選ぶか二手に分かれると思います。
筆者は後者で、長く使える鉄製のフライパンとスキレットを使っています。
鉄製調理道具は素材をおいしく調理でき、鉄分まで摂取できるというメリットだらけのキッチンツール。
しかし、お手入れが面倒!と思い、敬遠している方もいるのではないでしょうか。
鉄製品のお手入れは慣れてしまえば意外と簡単です。
調理後に洗剤を使わずにぬるま湯で洗い、洗浄後は火にかけて水分を飛ばして表面に薄く油を塗って保管します。
洗浄時に洗剤を使わないのは、鉄に張った油の皮膜が剥がれるのを防ぐためですが、洗剤を使わないことで、ある問題が発生しました。
今回は鉄のフライパンやスキレットを愛用中の筆者のちょっと困った出来事と、それをきっかけに習慣にしている意外なお手入れ方法をご紹介します。
焼き魚フレーバーのパンケーキ!? 朝の食卓でまさかの珍事件発生!

切り身、丸干し、何でも焼きます
魚焼きグリルを洗うのがとっても苦手な筆者ですが、共感してくださる方が多いのではないでしょうか。
魚はもっぱらフライパンやスキレットで焼いています。
とてもジューシーに焼き上がりますよ。
調理後は直ぐに専用たわしでゴシゴシ洗って火にかけて油を塗るというルーティンワークをこなし保管していました。
ある朝事件が起こりました。

june. / PIXTA(ピクスタ)
スキレットでふっくら焼き上げたパンケーキを口に運び、「おいしい!朝から幸せ~」という喜びのあと直ぐに異変を感じました。
焼きたてパンケーキが焼き魚の匂いをしっかりとまとっていたのです!
せっかく作った朝ごはんなので完食しました……。
いつも洗っていたのに、スキレットに臭いが蓄積してしまっていたのです。
「洗剤やクレンザーで洗ってみようか?」と、一瞬頭をよぎりましたが、油が馴染んで何でもおいしく焼けるようになったスキレットをリセットしたくなかったので、思いとどまりました。
自宅でパンケーキを焼くなど、家カフェをかなり楽しんでいる筆者は小さなキッチンの隅にいつも置いてあるものを使って、思いがけないスキレットの臭い取り解決方法を編み出しました。
「コーヒーかす」で解決!キッチンは時間限定の焙煎珈琲屋さん!?
ふだんドリップコーヒーを自宅で楽しんでいますが、ドリップ後の「コーヒーかす」は乾燥させてから消臭剤としてキッチンの片隅に置いてあります。
これを使って臭い取りが出来るかも!とひらめいた筆者の勘が想像以上に効果を発揮しました。
鉄のフライパンやスキレットに付いた食べ物の臭いを取る方法は以下の5ステップです。
- フライパン表面の油を拭き取る
- 火にかけ、コーヒーかすを加える
- 弱火で1~2分煎って消火
- コーヒーかすを捨て、キッチンペーパーなどでコーヒーの粉をキレイに落とす
- フライパンに薄く油を塗り、ふたたび保管
出がらしコーヒーの再利用ですが、火にかけると、たちまち焙煎中のコーヒーのようなとても香ばしいアロマがキッチンに漂います。

CORA / PIXTA(ピクスタ)
最後に、注意点をお教えいたします。
- コーヒーかすの量ですが、スキレットの場合は大さじ2杯、フライパンは1/2カップ程度を目安にしてください
- コーヒーかすを煎る時、焦げやすいため時々フライパンを揺らしてください。入れすぎるとこぼれ落ちてガスレンジの後始末が大変なのでお気を付けください
- 煎ったコーヒーは大変熱いので、やけどに注意し、冷めないうちにゴミ箱に捨てると、ゴミ袋が溶けるなどして危ないので取り扱いにお気を付けください
いかがでしたか。
イヤな臭いを好きな香りで解決!
長く使いたい調理道具を楽しみながらメンテナンスでき、家にあるものを使ったエコなお手入れ方法なので、ぜひお試しくださいね。