中古マンションを購入してリノベーションするまで3年かかりました。
やっとその家での生活にも慣れてきた今日この頃。
今のような衣替えのシーズンに思うのが、クローゼットをオープンにしてよかった!ということです。
以前住んでいた家では、北側の6畳洋間ひと部屋を丸々クローゼット兼ロードバイク置き場として使っていました。
今考えると、子どももいなかったし贅沢な使い方をしていたもんです。
さて、新しい家はそういうわけにはいきません。
どこに衣類を収納しようか……。もちろんウォークインクローゼットを作ろう!と思ってはいましたが。
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廊下も兼ねることで、部屋の広さを有効利用できる
私がクローゼットに求めることは「人目につかない」「風通しが良い」「お風呂に近い」「お金をかけない」でした。
お風呂の隣に位置する寝室にクローゼットを設置するというところまでは考えたのですが、それからがなかなか進まず……。
というのも、私は勝手にクローズされたクローゼットしか考えていなかったのです。
でも、衣類収納のためだけに箱(部屋)を作ることに抵抗を感じるようにもなってきました。
そんな時に夫が提案してくれたのが、なかなか良い案でした。
LDKから寝室に繋がるドアを開けたところです。進むと右手がクローゼット部分です。
夫が提案してくれたのは、ウォークインではなくウォークスルークローゼットだったんです。向こう側に通り抜けできるんですよね。
収納場所としてはもちろん廊下としての機能も兼ね備えているし、なんと言っても風通しが抜群なのです。
子どもの服以外は衣替えというものをしなくなった私たちにとって、風通しの良さはクローゼットには必須でした。
季節によっては、ここで着物の虫干しもしています。
既存のクローゼットを使って、予算削減に成功!
以前の住まいで使っていたハンガーラックが気に入っていたし、大きくて処分するのが面倒だったし、もう予算がパンパンだったので、そのままリユースすることにしました。
写真のように、奥半分がそのハンガーラックです。
ウォークスルーなので、扉は必要ありませんからその分の費用はかかりません。それだけで何万円もの節約になりました。
しかしLDKからの扉を開けると、どうしても雑多なクローゼットが見えてしまいます。
その目隠しのために、ラックに付属していたカーテンの半分をここにかけることにしました。
こちらは中からの様子です。
後ろの通り口にもカーテンをかけると、簡易的な個室になります。
カーテン2枚だけでウォークスルーからウォークインクローゼットに早変わりです。朝の着替えもここで済ませます。
夫の衣類収納に選んだのは、キッチンのパントリーにも採用したイケアの収納システム「ALGOTアルゴート」。
シンプルで臨機応変に高さ調整もできるし、お値段も全部で15,000円くらいで済みました。安い!
必要最低限のパーツだけをとりあえず揃えましたが、今でもそれで間に合っています。
将来の子ども部屋のためにも、ウォークスルーがベストな選択
布団が敷いてある畳部分とクローゼットを仕切っているのが、この白い壁です。
上は天井との間にすき間を空けて光と風をクローゼットに通しています。
壁の左右からも出入りができて、ぐるりと部屋を回遊できるように作っています。
壁の左右から出入りできるようにしたのには、もうひとつ理由がありました。
今のところ我が家には子ども部屋がありません。でも将来は必要となるかもしれない。
そうなったら寝室の半分を子ども部屋に当てるつもりです。
真ん中に壁を立てるとして、左右にふたつの出入り口が必要になってきますよね。それにも対応できます!
衣類を収納するだけじゃなく、将来も見越したフレキシブルに機能するクローゼット。
それが我が家のウォークスルークローゼットなのです。
参考にしていただけたら嬉しいです。