ライフラインが止まっても調理OK「パッククッキング」って?【トノエル防災研究室】

この連載では、防災の専門家ではない主婦が家族を守るために考えた、もしもの備えをご紹介します。
前回は、非常食の備蓄にかかる費用と賞味期限について考えてみました。

今回は、水道・ガス・電気がストップする災害時に役立つ調理法「パッククッキング」をご紹介します。

あなたのお家の、非常時の備えはどうされていますか?

もしものときのために備えておかないといけないとは思いつつ、まだ何もできていないという方に、こんな一例もあるよと参考にしてもらえるとうれしいです。

米

Graphs / PIXTA(ピクスタ)

 

ご存知ですか?災害時に役立つ調理法「パッククッキング」。

お湯

keiphoto / PIXTA(ピクスタ)

水道・ガス・電気がストップする災害時に、お鍋もお皿も汚さない調理法として注目されている「パッククッキング」。

学校や地域の防災訓練などで体験されたことがある方も、いらっしゃるかもしれません。

パッククッキングとは、ポリ袋に食材や調味料を入れて湯せんで火を通す調理法のこと。

災害時にライフラインが使えなくなっても、カセットコンロ、鍋、水、ポリ袋を準備すれば、簡単な食事を作って食べることができます。

百聞は一見に如かず。一度やってみたので、さっそくご紹介しますね。

 

「ごはん150g(お茶碗1杯分)」を作るために必要なモノ

災害時にも必ず家にあるであろうお米を使って、普通の白ごはんを作ってみました。

用意するモノは以下になります。

無洗米

  • 無洗米60g

水

  • 水90cc+お鍋に合わせた量

ガスコンロ

  • カセットコンロ+カセットガス

ポリ袋

  • ポリ袋

高密度ポリエチレン袋。スーパーに置いてあるような半透明の袋。

筆者は100円ショップのダイソーで購入しました。

 

皿

  • お鍋の底に入るサイズの皿

 

鍋

  • 鍋+ふた

 

調理は簡単!1時間ほどで、ホカホカごはんができました。

では早速、調理の仕方を手順を追ってご紹介いたします。

ポリ袋

(1)袋に空気を入れてみて、穴が空いていないか確認する。

 

ポリ袋と米計量コップ米に水

(2)袋にお米60gとお水90ccを入れる。

 

米米米

(3)空気が入らないように、水の上の所をしっかりと握り、袋をねじねじして、袋の口のあたりを固く結ぶ。

 

米

(4)30分放置して、お米に浸水させる。

 

鍋

(5)お鍋にお湯を沸かして、お皿を入れる。

お湯を沸かすときには、熱効率を上げるためにフタをします。

お皿を入れるときに、お湯がはねるので気をつけてくださいね。

 

(6)お米の袋を入れる。袋がお鍋からはみ出ないように注意する。

 

(7)ふたをズラしてのせ、ぐらっぐらっという程度に弱火にする。

強火だとお湯が飛び散るので気をつけてくださいね。

 

米

(8)30分煮る。

ごはんが炊きあがりました。

 

(9)袋を器にかぶせて開く。

いただきます。

炊きたても、冷めてからも、おいしくいただけました。

 

メリットがいっぱい!覚えておいて損はない調理法です。

そうめん

masa / PIXTA(ピクスタ)

このパッククッキングの良いところは、同じお鍋に他の袋を入れて同時に調理ができること。

そうめん50gと水400ccとだし汁大さじ2を入れて15分煮れば、煮込みそうめんができます。

焼き鳥缶とスライスタマネギと卵としょうゆ小さじ1を入れて混ぜて10分煮れば、親子丼に。

それから、お鍋に入れるのは、汚れた水でも問題ないとのことです。

このパッククッキングは、防災の達人、岡部梨恵子さんのブログや動画で学ばせていただきました。

 

いかがでしたか?

今回は、水道・ガス・電気がストップする災害時に役立つ調理法「パッククッキング」をご紹介しました。

次回は、自宅避難のための非常食や水、トイレ用品などの保管場所と、災害時にも役立つ消耗品の管理方法についてご紹介します。

丁寧な暮らしに憧れがあっても。まず大切なのは、家族と自分の命。

日々の暮らしと、防災、どちらかに偏ることなく、ほどよいバランスを見つけていきたいですね。

このシリーズが、あなたの家のもしもの備えについて考えるきっかけや、ヒントにしてもらえるとうれしいです。

「丁寧っぽい暮らし」をめざす、トノエルでした。


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