災害時にも安心!地球環境大賞の積水ハウス「防災エコタウン」のスゴいしくみ

 

“産業の発展と地球環境との共生”に向けて、地球環境の保全活動などに熱心に取り組む企業や自治体、学校などを表彰する「地球環境大賞」

この大賞とは、1992年に創設されたフジサンケイグループが主催する賞で、環境活動に積極的に取り組み、成果を上げている企業や団体などを表彰しているものです。

先日、第27回の受賞者が発表されました。

今年も寄せられた多くの活動事例や製品の中から、厳正な審査の結果、大賞をはじめとした10の企業や団体の受賞が決まりました!

大賞を受賞したのは、積水ハウスの「東松島市スマート防災エコタウン」

地球環境問題がクローズアップされている昨今。

受賞内容を見れば、環境に対する最先端の取り組みがどんなものなのかが、わかってきそうですね。

今回は、大賞の受賞のエコタウンを中心に受賞者をご紹介いたします。

 

電力の地産地消!高い防災力もある「スマートエコタウン」とは?

大賞を受賞した積水ハウスの「東松島市スマート防災エコタウン」

スマートタウンとは、最新の技術を駆使してエネルギーを有効に活用している街のこと。

「東松島市スマート防災エコタウン」は、これまでのスマートハウス・スマートタウン開発で得た知見をいかし実現した、日本初の地球温暖化防止・防災力向上・地域経済活性化に貢献するスマートタウンです。

しかし東松島市の事例は、それだけではないんです。

この事例の何が最先端かというと、太陽光発電でつくられた電力を固定価格買取制度で売るのではなく、自営線を使ってエリア内の住宅や公共施設、病院などに最適制御をしながら供給する、というところです。

主な特長は以下の3つ。

  1. 日本初マイクログリッドで再生可能エネルギーを地産地消。年間307tのCO2排出削減
  2. 地域の防災力を高め、非常時も最低3日間は通常の電力供給が可能
  3. 地域新電力事業者から電力を購入、雇用創出、地域経済活性化にも貢献

つまり、自分たちでつくった電気を自分たちで使う、いわば「電力の地産地消」という新しいモデルなのです!

今日、発生から7年になる東日本大震災の被災地である東松島市。

もしも災害などで電力がダウンした場合でも、最低3日間の電力供給が可能と、災害に強い点も高く評価されました。

今回の対象を受けて、積水ハウスは「今後も、先進の技術で快適な暮らしを実現するとともに持続可能な社会構築に寄与する環境経営を加速させていきます」と語っていました。

 

再生可能エネルギーを積極的に開発

その他の受賞者もご紹介いたしましょう。

八丁原発電所

経済産業大臣賞を受賞したのは、九州電力

同社は、グループ一体となって再生可能エネルギーの開発・導入に積極的に取り組んでいます。

例えば、国内最大の規模を誇る「八丁原(はっちょうばる)発電所」は、豊富な地熱資源を活用した地熱発電

メガソーラー

その他、発電所跡地を利用したメガソーラー水力発電風力発電、潮の満ち引きを利用した潮流発電、可燃ごみや間伐材、家畜糞尿などを利用したバイオマス発電など、様々な種類の再生可能エネルギー開発に取り組み、2030年までに国内外で400万キロワットの開発を目指しているそうです。

再生可能エネルギーって、こんなにたくさんの種類があるんですね。

 

次世代の鉄道車両!アルミ合金を使用した軽量車両の「A-train」

この、いかにも近未来なデザインをした電車は、国土交通大臣賞を受賞した日立製作所の次世代鉄道車両システム「A-train」です。

アルミ合金を使用して、リサイクル性の向上と軽量化を実現したA-train。

すごいのは車両の材料だけでなく、その構造や生産方式なんです。

環境負荷の低減や今後の就労人口の減少などを見越し、これまでのやり方を抜本的に改革。

シンプルな構造と高精度なデジタル加工技術などによって、安定的に高い品質が確保されています。

すでにJRグループだけでなく、東京メトロや大手私鉄各線にも採用されているこの車両。

もしかしたら、あなたが今乗っている電車がA-trainかもしれませんよ。

 

出雲の高校生たちが取り組む「水質改善プロジェクト」

最後に、奨励賞を受賞した「出雲西高等学校インターアクトクラブ」の取り組みをご紹介しましょう。

ちなみに、インターアクトクラブとは、地域でのボランティア活動や各国のクラブ会員たちとの国際交流などを目的とした団体のことです。

このクラブは、年5回の日本海岸での清掃活動を何と40年間も継続してきました。

さらに、海をきれいにするには川を、川をきれいにするには森を、と考え、活動エリアを拡大しています。

海岸にあるゴミの6割が中国や韓国からの漂着ゴミであることから、韓国の高校生と交流したり、汚染が心配されている宍道湖でヨシを植えるなどの浄化活動をしたりと、その活動は広範囲に及んでいます。

 

いかがでしたか。

環境問題を改善するために、様々な企業や団体が多様な取り組みをしていることがよくお分かりいただけたと思います。

地球環境大賞では、そのほかにも最先端の活動や製品が表彰されています。

環境活動の「今」がわかる地球環境大賞。

もっと受賞事例を知りたい、という方は、ぜひ地球環境大賞のサイトをご覧になってみてください。