アーチにタラベラ…?メキシコの伝統的な家とインテリアの特徴とは

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日本でも最近純和風の家って少なくなってきていませんか?
たたみ、障子、瓦屋根と魅力がたっぷりの和風のお家は敬遠されがちで、多くの人が洋風の家を好んで建てているのが現実ですね。
伝統を大切にするメキシコでは、昔からの伝統的なスタイルを保ちつつ、そこを少しモダンにさせたお家が最近増えてきています。
メキシコの伝統的なお家の特徴と、インテリアをご紹介しましょう。
■特徴1:アーチ型の空間を利用したインテリア

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キッチンやリビングの入り口がアーチ形になっているのは、メキシコの伝統的なお家には欠かせない特長。
この特徴は守られていて、今でも多くの家で見ることができます。
また入り口だけじゃなくて、壁や玄関先にアーチ型の飾り棚があるのも、大きな特徴の1つ。
アイデア次第で自分らしさをだせる、かなり使える空間。花や工芸品を置くだけでも、十分かっこよく決まります。
日本のお家には壁にこのような空間はないけど、空間があるつもりで自分が大好きなインテリアを堂々と飾ってもいいのかも。
■特徴2:長方形の木製ダイニングテーブル
伝統的なメキシコのお家には、木製の大き目なダイニングテーブルも必ず見ることができます。
こだわっているお家では、木製テーブルはアンティーク。
16〜17世紀に使われていた、鏡開きの大きなドアに足をつけてアンティークシークテーブルとして利用するのは、かなりのインテリア通の証拠。
■特徴3:セラミックのインテリアでメキシコっぽく
メキシコでは、「タラベラ」というスペイン風のデザインの陶器が、色々なインテリアに使われています。
伝統的なメキシコのお家では、このタラベラのインテリアも欠かせません。
お家に他の特徴がなくても、タラベラのお皿やタイルがお家のどこかにあれば、
それだけでメキシコっぽいお家になっちゃうくらい。
■特徴4:玄関先にはたくさんの観葉植物
玄関の第一印象ってとても大事!
玄関のドアをあけてその家全体の雰囲気が何となくわかったりするもの。
玄関にグリーンを置くのは日本でも結構やっている人多いと思うけど、メキシコ人は大胆にたくさん並べちゃいます。
緑がたくさん見えると明るさが一気に増すから、遊びに来るお友達だってきっといいい印象を持つはず。
また純日本のお家には庭に池があるように、昔からのメキシコのお家の庭には噴水が必ずあります。
どこの国でも若い人はモダンな家を好む傾向があるけど、やっぱり伝統的な家って揺るがない魅力がある。
メキシコでは、お家にメキシコの工芸品を飾るのも1つのインテリアテクニック。
モダンなお家でも伝統的なものを少し取り入れてみると、意外とかっこよくなったりするものですよ!