洋服ダンスがパンパン!「衣替え」をする時のコツ教えます
「春に3日の晴れなし」という言葉通り、春の天候はとっても不安定。
せっかく休日を使って、一気に衣替えしたのにまた冬に逆戻り……。“衣替え”のタイミングって本当に難しいですよね。
そんなあなたに、整理収納アドバイザーである筆者が、衣替えのテクニックをご紹介しましょう!
■収納上手ほど「衣替え」をする
2015年3月、NPO法人ハウスキーピング協会は、エステー株式会社と共同で、衣類収納に関する実態調査を行ったのだそう。
そこで、“収納のプロ”である整理収納アドバイザー100人と、一般の女性100人にも同じ質問をすることで、衣類収納に対する考え方の違いが見えてきたのだとか。
アンケート結果によると、整理収納アドバイザー100人中84人が「衣替えを実施している」のに対して、一般の女性はわずか59人。実に4割以上が「衣替えをしていない」との結果でした。
そこには、衣替えに対する意識の違いが。
■衣替えは「単なる服の入れ替え」じゃない!
整理収納アドバイザーは、衣替えを「収納を改善するきっかけ」と捉えているようです。またそのうちの8割のアドバイザーは、シーズン中に着なかった(着る予定のない)衣類を、この時に“処分”しています。
つまり、“衣替え”というイベントを、自分の持っている衣類を把握し、見直す(量の調整)機会として、また、収納スペースとのバランスを測る(スペースの調整)手段として考えているよう。
一方、一般の女性は、処分しない(処分するかどうか未定)は6割との結果でした。これでは、ただ入れ替えをするという、面倒くさい作業でしかありませんね。
「衣替えにどのくらいの時間をかけるか?」という質問では、整理収納アドバイザーの45%が「30分未満」の短時間ですませています。これは、本当に必要な衣類だけを持ち、どこに何を収めるべきかがちゃんと分かっているからこそ速いのだと思います。
一方、一般の女性は「1時間~2時間かけている」の割合が52%という結果。自分にとって必要な量を守ること、そのひとつひとつに定位置が決められているということが、効率よく片付けできるポイントだと言えるでしょう。
■2〜3枚ずつ入れ替える「ちょこちょこ」衣替え方式
我が家のスタイルは、一気に衣替えを行わない「ちょこちょこ入れ替え」方式です。厚手の衣類から少しずつ入れ替えていきます。
お天気が良ければ冬物を2〜3枚洗って仕舞う。その時に春物を2〜3枚出して入れ替えていく……というやり方です。
現在のたんすの中や、収納ケースの中は、冬物と春物が一緒に入っており、いつの間にか衣替えが完了するという感じです。一気には終わりませんが、急な天候の変化には対応できますよ。
着ない服のために、スペースや労力、そして防虫剤などの費用をかけるのはもったいないこと。今年の衣替えは、「今シーズン着たかどうか」、そして「来シーズンに着るかどうか」をよく考えて行ってみてくださいね。
【参考】