
kai / PIXTA
年が明け、今年こそ部屋をスッキリと快適に過ごしたい!と一念発起している人も多いのではないでしょうか。
また、これからは新生活に向けての、引っ越しのシーズン。
ゴチャゴチャとした部屋のモノを、スッキリとさせませんか?
このシリーズは、雑貨にあふれた我が家が、引っ越しによって「家の広さが半分」になり、「とにかくモノを捨てまくり」、「ミニマムライフ」を手に入れるまでを紹介するエッセイです。
■ミニマリズムとは正反対の、雑貨にあふれた我が家
最近では、「ミニマリスト」などという言葉も話題になり、“物を極力持たない生活”というのが注目されていますね。
しかし、日々生活すれば、モノがどんどんと増えていくのは当然のこと。
そもそもわたし達は、「古いレトロな雑貨大好き!」「無意味なモノ達大歓迎!」「趣味のモノは飾ってこそ!」というスタイルでした。
今現在の住まいも、古い木造一戸建を可能な限りセルフリノベで作り上げ、お気に入りの雑貨たちを隙間なく詰め込んだ、お気に入りの空間です。
とにかく、趣味が高じると、それを保有したくなるのが我が家。クルマ好きでもあるので、ビンテージベンツを入れるため、小さな庭をつぶしてガレージにするほどです。
しかし、この“愛すべき雑貨たち”にあふれた家から、ミニマムライフへの道を進むことになろうとは……。
この時は思ってもいませんでした。
■「ミニマムライフ」を選択することになったキッカケ
“断捨離”を決心した理由は、1つや2つではありません。
「家」というものは、様々な必然と偶然が編み込まれ、その人に合ったタイミングでやって来るものですね。
「都内で庭付平屋」などというものは遠い憧れの存在。それが今年、近所で、しかも「買えるかも」な値段で売り出されていたのです。
今、住んでいる立川は、心から気に入っており、ずっと住みたいと思っている街。「これは逃したくない」という思いが、大きく膨らみました。
取り巻く状況にも気持ちにも、変化が続きます。
まずは大型犬を飼い始めたら、これが想像以上に大変……。老犬になったとき、介護する上で階段を上り下りするのは……わたし達の苦労も目に見えていました。
さらには、いま世間でも話題の「実家の空き家化」に直面。
まだ体力・気力のある今うちに、自分の家と持ちものの“ダウンサイジング”をしておけば、周囲にも迷惑をかけないだろうという気持ちになりました。
と、まあ真面目な理由も挙げてますが(もちろんこれ全て事実です)、もう1つ……。夫婦2人とも「家づくりが好き、リノベ大好き、またやりたい!」という欲望が正直抑えられなかったとも白状しておきます(苦笑)。
■新しい家は、今の家の「半分」! これらの雑貨たちをどうする!?
さて、こうした経緯で、購入を決め、おかげさまで手に入れた愛すべき平屋。
庭で大型犬も走らせることが出来ると喜びはしたものの、家の床面積は、なんと現在の家の半分に!
生半可な覚悟では絶対に住めません。あらゆる手段を駆使してのリノベ&断捨離ミッションが始まりました。
>>次の話を読む