リノベーション

たかこたかこ

収納王子コジマジック、リノベ魂あふれるカフェを訪問!

自らの収納ノウハウを詰め込んだ“収納御殿”の実現を夢見る収納王子コジマジック。

今回は、古い倉庫をリノベーションした東京・台東区にある人気カフェ「イリヤプラスカフェ@カスタム倉庫」に伺い、インテリアのヒントを探りました。

リノベのヒント盛りだくさんのカフェ

今回訪ねたのはオープン当時築約50 年の倉庫をリノベーションした「イリヤプラスカフェ@カスタム倉庫」。

最初はおもちゃ屋さんの倉庫で、その後は、社交ダンスの衣装などを手掛ける会社の倉庫だったそうです。

「看板の“Costume(コスチューム)”の綴りが“Costums(カスタム)”になっていたのが面白かったので、それを店名にしました」とカフェオーナーの今村さん。

さっそくお話を伺ってみましょう。

小島 こちらのカフェは古い倉庫をリノベーションしたそうですね。

今村 当時、築50年ほどの木造2階建てで、とにかくボロボロ。ホコリだらけで、普通に使える状態にするのが大変でした。

トタン屋根のままだったので、さすがにこれでは無理だろうと、天井に断熱材を入れて石膏ボードを貼り、脚立を使って、自分で白く塗装したんです。

ペンキが落ちてきて白髪みたいになるし、首は痛くなるし…。もう、本当に泣きたくなりました(笑)。

例えば2階の床は既存のまま。ホコリだらけでボロボロで、社交ダンスの衣装のスパンコールが落ちたままの床をそのまま水拭きして、ローラーでニス塗りしました。

今村さんが天井を塗ったときに落ちたペンキの跡もそのまま残っています。

今村 塗っていくうちに気持ちが少しずつ整理され、建物と地域に対する愛情が深まって、これも大事なことなんだな、と感じました。

小島 テーブルや椅子なども、レトロでかわいいですね。

今村 家具は、ほとんどがアメリカのポートランドで買い付けてきたアンティークです。

小島 だから建物にマッチしていて、落ち着くんですね。

リノべポイントをチェック!

古い倉庫の趣を残しつつ、味わいのある空間に仕上げた「イリヤプラスカフェ@カスタム倉庫」は、リノベーションの見どころが満載!

さっそく1階のカフェからチェックしていきましょう。

店の奥にある厨房はオープンスタイルで、カウンターで注文するセルフ式。

厨房の壁は防火仕様にしなければならないので、外壁用のレンガ調タイルを採用しています。

キッチンが広々としていて、開放感抜群!カウンターの高さもアメリカっぽくてかっこいい!

こだわりのカウンターは、高さがある分、下は収納になりたっぷり使えるんだとか。

本棚 リノベーション ブックシェルフ

次に収納王子が注目したのが構造部分を生かした本棚。

「板と板の間から外壁のモルタルが見えているんです。本来なら内側に壁を張るのですが、これも新しい物件にはない良さだと思うので、このままにしました」と今村さん。

階段 リノベーション

倉庫の階段も大胆にリノベーション。

「以前は昔ながらの急な階段だったので、なだらかにするために位置を変えて回り階段に。その下にトイレを設けました」と今村さん。

新しくつくられた階段と昔のままの壁などが調和しているのも面白い!

階段を上ると2階への期待も高まっていきます。

2階はギャラリーやイベントなどに使用するフリースペース。

天井が高く開放的な空間で、30 ~ 40人はゆったり座れるんだとか!

今村さんがポートランドのアンティークショップで買い付けてきた、椅子やテーブル、照明器具が所狭しと置かれています。

中には、あのエースホテルで使われていたのと同じ100年ほど前の折り畳みの椅子も。

2階奥のカーテンで仕切られたスタッフルームは、壁は合板、床はOSBで仕上げたラフな雰囲気が楽しい空間。

「インダストリアルな雰囲気が好きで。このスタンドのデザインもいいでしょ?」と今村さん。

普通ならば雑然としがちなスタッフルーム、お客様から見えない部分にまでオシャレに気を配る今村さんの精神には脱帽です!

既存の建物の良さを生かすカフェ

”昔のまま×新しい”の融合が面白い「イリヤプラスカフェ@カスタム倉庫」。

最近、大家さんが外壁を塗り替えてくれて、すっかりきれいになったという外観ですが、正面のガラス入りの建具は倉庫のときのままで、すりガラスを透明ガラスに変更したそうです。

裏通りの“隠れ家カフェ”という雰囲気ですが、入り口がオープンなので入りやすく、一度中に入るとつい長居してしまいそう。

内装や家具など目に映るもの一つ一つが味わい深い深く、リノベーションのアイデア探しにぴったりな空間です。

ボロボロの倉庫から、“倉庫ならではの良さ”を見出し、それを生かしながらオシャレカフェへと変身させた今村さん。

持ち前のセンスがあってのことですが、その空間からはただならぬ”努力”と”リノベ愛”を感じました。

もっと詳しく見たい方は、ぜひ「リライフプラスvol.31」を参考にしてみてくださいね。

撮影/山田耕司

収納王子コジマジック

【一般社団法人日本収納検定協会 代表理事 小島弘章】片づけ・収納・住まいに関する確かな知識と実績を持つプロフェッショナルでありながら、松竹芸能で25 年の芸歴を積んだ男性ライフスタイル系タレントのパイオニア。整理収納に” 笑い”を取り入れたセミナーが話題となり、年間講演依頼数は200 本以上、著書・監修本は累計40万部を超える。“収育”を理念として掲げた一般社団法人日本収納検定協会を設立し、お片づけを楽しむ検定「収検(収納検定)」をスタートさせる。そのほか収納グッズ開発やマンションの収納監修など、日本や中国を中心に幅広く活躍。
[Facebook]https://www.facebook.com/hiroaki.kojima.73

今村ナオミさん

カフェオーナー。ライター、編集者として活躍していた今村さんは、2008年に古民家カフェブームの先駆けとなった「イリヤプラスカフェ」をオープン。その2号店、当時築約50 年の倉庫をリノベーションした「イリヤプラスカフェ@カスタム倉庫」だ。「最初はおもちゃ屋さんの倉庫で、その後は、社交ダンスの衣装などを手掛ける会社の倉庫だったそうです。看板の“Costume(コスチューム)”の綴りが“Costums(カスタム)”になっていたのが面白かったので、それを店名にしました」

イリヤプラスカフェ@カスタム倉庫
東京都台東区寿4-7-11 telephone*03・5830・3863
※最新情報はフェイスブックで確認を

リライフプラスvol.31

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